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デジタルカメラ撮影テクニック講座(8) オークション写真のテカリを追放(2ページ目)

オークション写真にありがちな被写体の『テカリ』。これがあると商品の詳細さえ見えなくなってしまうことも! ちょっとした工夫でこのテカリを追放してしまいましょう。

清水 博之

執筆者:清水 博之

デジタルカメラガイド

そもそもテカリってなんだ?

まず、「テカリとはなんだろう」と考えてみよう。
被写体に当たった光が、デジタルカメラに向かって反射しているのがテカリの正体であるである。
つまり、光源からの反射を避けるように撮影すればいいはずだ。

一般の家庭において光源、すなわち照明は天井に備えつけられている。
というわけで、導き出される結論は『床に被写体を寝かせての撮影禁止』となる。

床に被写体を置いてしまうと、天井からの照明をほぼ確実に反射してしまうのだ。
もちろん、被写体の材質にもよるのではあるが。

実際に写真を見てもらおう。
なお、これらの写真は背景にケント紙を敷いているものの、照明はすべて一般家庭と同様の蛍光灯を用いている。

被写体を床に寝かせて写真を撮ったところ。品名が見えなくなってしまっている。
被写体を立たせてみた。圧倒的にテカリが減っている。
これだけテカリが出やすい素材を撮影しても、被写体を立てるだけであっさりとテカリが減少することがわかってもらえるはずだ。

フラッシュ厳禁!

もうひとつ、禁止したいことがある。
それはフラッシュを使うことだ。
フラッシュは強力な光源となるが、どうしてもテカることを避けられないものでもある。

被写体を立ててもフラッシュのテカリはいかんともしがたい。
一工夫すれば避けられないことはないのだが、ここでは「必要最低限のテクニック」ということなので、割愛するとしよう。
フラッシュを使ってもきれいに撮影できるテクニックはまた次回に予定している。

さて、もうひとつ簡単にテカリを取る方法がある。 (Page 3へ)
Page1 印象のいいオークション写真を撮りたい
・Page2 テカリとはなにか?
Page3 これで万全。角度とか。
■関連ガイド記事
オークション撮影のコツ(1)
オークション撮影のコツ(2)
手ぶれを防止する撮影テクニック
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