●キヤノンがようやく500万画素CCDを搭載したPowerShot Gシリーズ
キヤノンのコンパクトデジタルカメラの最高峰に立つPowerShot Gシリーズがついに500万画素CCDを搭載。
これまで、他社が500万画素CCDを搭載したデジタルカメラを続々と発売していたにも関わらず、キヤノンだけは400万画素のPowerShot G3を発売するという頑固さを見せていた。
そのキヤノンが、あのキヤノンがついに500万画素CCDを搭載したということで話題にもなっているPowerShot G5である。どのような画像を出してきてるであろうか、個人的にも気になるところだ。
キヤノン PowerShot G5
定価 オープンプライス
市価(2003年6月現在) 89,800円
発売日 2003年6月19日

●高画素化すると画像は劣化するか?
さて、一般的にCCDのサイズが同じままで高画素化すると、画質は落ちるものとされている。
ただ、デジタルカメラの場合は単純に画素の大小や多少では割り切れない部分がある。デジタルカメラ内部でどのようにして画像を処理するかということも、大きな要素として存在するのだ。
この処理の能力が年々あがっているため、かつてのような大きなCCDを搭載していなくとも、それなりの画像が得られるようになっているという側面もあるというわけである。

もっとも、400万画素から500万画素化というのはしょせん、25%の画素の増加にすぎないという側面もある。
また、高画素化によって解像度が上がるという利点も当然ながらある。

さて、それではPowerShot G5はどうなのか?
それを見ていこう。
黒いアルミボディによって先代のG3よりも引き締まって見える。ハイエンド的な面持ちになったといえるだろう。

結論から書いてしまおう。筆者の見るかぎり、PowerShot G5の画像は悪くない。充分な解像度と、美しい色彩が印象的だ。
ただ、ISOが50から100、100から200と上がるにつれて「あれ? あれ?」という部分が出てこないでもないのだ。
これは実際の画像を見てもらったほうがいいだろう。
(左の写真をクリックで実画像/1枚約2MB)
ISO50
ISO100
ISO200

当然ではあるが、ISOが上がるにつれてノイズが増してくる。ただ、その増しかたが2次関数的ではなく、指数関数的ではないかという感触がある。
これが500万画素化の弊害なのかもしれない。
特にISO100というのは比較的多用される感度だ。そこでこれだけのノイズが出るのは、やや納得がいない部分がないではない。

●G3の黒くて500万画素なヤツ?
画像の紹介が先になってしまったが、ざっとスペックを見ていこう。
35-140mm相当の4倍ズームでF2.0~3.0という明るいレンズを搭載し、コンパクトフラッシュType2対応、秒間15フレームの動画撮影機能あり、内蔵NDフィルター搭載etc.etc...──要するにCCD以外のスペックは、ほとんどPowerShot G3と変わらないと考えてもらっていい。
シャッター速度の上限が1/1250秒から1/2000秒になったのが大きな違いというくらいだ。

そして、その外観を比較してみよう。
G3とG5を比べて外観の違いを探してみる。探してみる。ひたすらに探してみた……が、なにも変わらない。金型は完全に流用し、G3の成型色を黒にしているのがG5だ。ネジ穴の位置すら変わっていなかった。
しかし、ボディカラーが黒になったことでイメージはかなり違うといえるだろう。

さて、それでは実際に撮影した感触はどうだったか。
次ページ以降ではそれを見ていこう。
(Page2へ)
・G3を黒くして500万画素にしてみました?
いろいろ文句はつけてはみたものの……
実写画像&スペック


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