全体的にちょっと遅いかも……
まず、最初に気になった点として1枚撮影すると3秒ほど格納にかかってしまうことだ。もちろん、廉価版であるのでバッファメモリは搭載されておらず、格納する間は撮影ができない。
また見てのとおり、背面が非常にシンプルになっており、ほとんどの操作はメニュー画面で行わなければならない。
しかし、このメニューの動作がまた遅い。
意図した動きよりもワンテンポ遅れてリアクションが帰ってくるという感じだ。
これはDiMAGE X31に搭載されているDSPが低速のものであるためだろう。
DSPを高速化すれば解消する事柄ではある。しかし、そうするとコストも高くなり、また消費電力も大きくなってしまうことは目に見えている。
それはこのデジカメのコンセプトと相反していることなのだろう。
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コストダウンすべし!
また、昨今のデジカメには2.5型という巨大な液晶ディスプレイが搭載されることもあるが、DiMAGE X31に搭載されているのは1.5型。これももちろん、コストダウンのためであろう。
電源は単三電池2本。
アルカリ電池ではCIPA準拠の測定方法で90枚以上。2100mAhのニッケル水素充電池では230枚以上となっている。
ただ、このCIPA準拠の測定方法はかなりシビアなものなので、実際の使用方法ではもう少し多めに撮影できると考えてもらっていい。
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やや辛口のレビューになっているが、それでもDiMAGE X31にはしっかりとしたコンセプトが存在していることが見えてきた。
(Page3へ)
・Page1 安くとも3倍インナーズームを搭載
・Page2 全体的にもっさり感……
・Page3 コンセプトはコストパフォーマンス?
・Page4 DiMAGE X31 実写画像&スペック
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