●フラットなズームを搭載したデジタルカメラがさらに小さく軽くなった
Dimage Xシリーズが装いも新たに3色揃って登場。さらに小型軽量化され、ぐっと洗練された外観が魅力だ。
電動インナーズームを搭載した、フラットなデジタルカメラはどのような進化を遂げているだろうか?
ミノルタ Dimage Xt
定価 オープンプライス
市価(2003年7月現在) 44,800円
発売日 2003年4月上旬

●ちょっと期待はずれの外観?
「うわ、惜しいな」
これは筆者がDimage Xtを手にしたときの第一声だ。
なにが惜しいのか。その外観だ。

その性能はともかくとして、Dimage Xの外観は筆者の好みとはかけはなれていた。特に前面のステンレスとおぼしきプレートの位置やバランスがいまひとつ好きになれなかったのだ。
320万画素にモデルチェンジしたDimage Xiもほぼ同様だったと言っていい。

それがDimage Xtになってデザインががらりと変わっていたのだ。しかも、シンプルな方向に。
ロゴも前面に思いっきりな形ではついておらず、すっきりとまとまっている。
さらにカラーバリエーションが発売されるようになり、特にスイートレッドは店頭に並べられていると「おっ」と足を止めるくらいまでのデザインになったのだ。
少なくとも筆者にとっては。

が、しかし。ただ一箇所。
電池/カードスロットがプラスティックなのだ。
このいかにもプラスティックな質感さえなければ、デザイン的にはほぼ満点!

デザイン的には高いところでまとまりを見せていたのに、なんというかもったいない。それがこの第一声の正体である。
せめてこれが前から見えないところだったら……というのが、筆者のデザインに対する正直な印象だ。
ぐっとシンプルになって綺麗になったなぁというのも、また正直な印象ではあるのだが。

さて、Dimage Xtの基本的なスペックはDimage Xiから多くを引き継いでいる。
電動インナーズームの光学3倍ズーム。320万画素の1/2.7型CCD、SDカード採用。このあたりのおおまかな仕様はほとんど変わっていない。
大きさとしては高さが5ミリほど小さくなり、10gほど軽量化されている。
もともとDimageX/Xiの時点でクラス最薄の20ミリであったから、これはほとんど限界の小ささといっていいだろう。
縦に置いたときに、デザインの秀逸さが光る。ぱっと見は単焦点のように見えるが、ズームレンズは内蔵されてるのだ。

●画質はなかなか良好
画質は同クラスのデジタルカメラと比べても、高いレベルでまとめられているといっていい。
もちろん、同クラスのCCDを搭載しているデジタルカメラと同様、暗部ノイズは浮きやすいがまだら状の目立つノイズではなく比較的落ち着いたものとなっている。
ただ、特に花などを撮ったときに感じるのであるが、やや色のつくりが派手だとも思われる。しかし、これは撮影者の嗜好にもよるだろう。
むしろ、大半のユーザーに好まれる傾向の描写ではないだろうか。

また、スローシャッター時にはノイズリダクション機能が働くようになっているが、これをキャンセルする設定も可能だ。
ノイズリダクションはノイズ対策としてたしかに有効だが、露光時間が2倍必要となる。
連続してシャッターを切りたいときに邪魔になることも少なくないので、必要に応じてキャンセルができるというのは好感の持てる設計だ。

ひとつ注意が必要なのがマクロである。
Dimage Xtにはマクロボタンなどが存在せず、通常の撮影からシームレスに移行する仕様となっている。
筆者はマクロ撮影をしようとして、「あれ? マクロボタンがない」「メニューにもマクロがない……マクロが搭載されていないのか?」というようなマヌケなことをしてしまったことを告白しておこう。
ただ、マクロモードになると被写界深度が浅くなる──つまり、ピントのあう範囲が狭くなる。液晶ディスプレイをよく見ながらの撮影をおすすめする。
こちらに関しては、本当の意味で注意が必要となる。
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・あまりに惜しいその外観?
軽快な使い勝手はおすすめ
Dimage Xt 実写画像&スペック


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