これもデザイナーによる仕様？
Image Converter2にはいくつかの問題点が存在している。１）変換に要する実際の時間がわからない。
２）複数の動画を変換をする際に、ビットレートを個別に指定できない。
３）ハードディスクへの保存がしにくい。
１）に関しては、どの動画も「動画の尺と同じ時間で変換」と表示される。30分の動画なら、エンコードにも30分かかると表示される。
CPUの速度など一切関係なく、だ。
実際に29分58秒のMPEG-1で圧縮されたQVGA動画を、メモリースティックビデオフォーマットにエンコードすると以下のような時間がかかった。
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事前に表示された変換時間はどれも「29分58秒」だった。
実際の時間は見てのとおり。非常に情けない仕様といってしまっていいだろう。
２）はもはや論外といってもいい。
「この動画は動きが少ないから384Kbpsで、こっちは動きが激しいから768Kbpsで……」ということが、一挙にできないのだ。
一括で変換する際には、すべて同一のビットレートで変換しなくてはならないのである。
３）に関してはやむを得ない部分があるかもしれないが、変換した動画をメモリースティックデュオに書き出すか、ハードディスクに書き出すかでかなりの速度差があると思われる。
また、筆者の環境では動画の天地左右が完全に反転した状態で変換されるということがいくつかあった。
このバグは正式版であっても直っていなかった。
まあ、Image Converter2は1,500円のソフトウェアなので、1,500円相当のことしかできないということなのかもしれない。
最低限のエンコードと転送ができるというだけで満足するべきソフトなのだろう。
しかし、その最低限の機能しか持っていないソフトにお金を出すというのもなかなか悲しい話だ。
ならば、フリーソフトで同等の機能を持っているものを探してみよう。
（Page6へ）
・Page1 つい、出来心で……
・Page2 画像ビュワーとしてのPSP
・Page3 大きな画像はやや苦手？
・Page4 優れた動画再生機能
・Page5 その反面、動画変換ソフトは……なデキ
・Page6 フリーソフトでPSPの動画変換
・Page7 動画ファイルはここに置け！
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