マニュアルでの設定はこんな感じで……
マニュアルモードにおいて、シャッター速度等の設定は以下のようにする。・シャッター速度
いろいろと試してみた結果、バルブモードがもっとも適しているといえる。
バルブモードとはシャッターを押している間、ずっとシャッターが開きっぱなしになり、シャッターから指を離した瞬間に閉じるというものだ。
これもデジタルカメラの中でも高級機と呼ばれるものにしかついていない機能だ。
そこで、バルブ撮影ができない場合はマニュアルモードで４～８秒間ていどに設定することをおすすめする。
・露出
「花火は夜に打ち上げるもの」という先入観で、絞りを開けてしまいがちだ。
しかし、花火本体は意外なほどに明るいのである。
この明るさに向けて絞るべきなのだ。
F8付近であれば問題はないはずだ。
先日の足立の花火大会では、F5.6も使ってみたがこれでは花火が明るく写りすぎてしまう。F7.1にしたところ、かなりいい塩梅となった。露出はF8前後。
・ISO
オートにすると夜景モードのように勝手にISOが上がってしまうこともある。
ISOがあがるといわゆる白飛びをしてしまって花火の色が出なくなってしまうため、ISOはマニュアルで設定したい。
ISOは設定できる最低値にしておこう。
シャッター速度、絞りといった上記の条件をすべて満たし、E-10というデジタルカメラで撮影したのが、足立花火大会の写真である。
まあ、自分で言うのもなんだが、よく撮れた写真ではないだろうか。
それでは、マニュアルモードのないコンパクトデジカメではまったく撮れないのか……というと、そうでもない。
いくつかの点に気をつけて、「あるていどの画像」を撮るつもりであればなんとかならないこともない。
また、それ以外にも『花火を撮る』方法はあるのだ。
（Page3へ)
・Page1 花火の撮り方教えます
・Page2 マニュアルモードの設定方法
・Page3 マニュアルモードがなかったら？
・Page4 花火撮影に必要な装備＆ロケーション必勝法
・Page5 最後に必要なのはやっぱりアレ
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