〇セントコインは使いにくく貯まりがち

アメリカのコイン
左から1セント(ペニー)、5セント(ニッケル)、10セント(ダイム)、25セント(クォーター)、そしてほとんど流通していない1ドル。10セントが一番小さいのが感覚的にわかりにくい理由のひとつ。
ハワイのセールス税は約4.167%というとても半端な数字なので、合計金額は必ず端数が生じます。日本は1円、5円、10円、50円、100円という単位で上がっていくのに対し、アメリカのコインは、1セント、5セント、10セントの次が25セント。その上の額のコインはほとんど流通していないも同然なので、25セント以上の額になると、持ち合わせのコインの種類によってはとっさの計算が難しくなります。

消費税込みの値段表示になった日本とは違い、ハワイでは額面表示で、その上に消費税がのってきます。買い物の時など、ぴったりした現金で払うことが面倒くさくなって、ついついお札だけで払ってしまい、釣り銭のコインが貯まってしまいがち。

   

短期の滞在や旅行なら、硬貨は貯めずに積極的に使うこと!

数ヶ月程度の滞在の方であれば、まずは「貯めないこと」に注意を払うのが一番! そのためには、小銭が活躍できる場面を想定して、積極的に使うこと。例えば、こんなアイディアを実践してみてはいかがでしょうか。

1.小銭の種類ごとに財布の仕切りを分ける。

2.小銭を取り出しやすい財布、または小銭専用財布を使って、必ず持ち歩く。

2.1ドル分をあらかじめ取り分けして持っておいて、バスに乗るときに使ってしまう。

3.レジに並ぶ前にあらかじめ取り分けしておいた1ドル分の小銭を出しておき、端数を素早く支払いやすくする。

大きさや単位が違って使い慣れない小銭は、とっさの時にうまく計算できないものです。そんなときは、思い切ってレジの前に1ドル分くらいを並べてしまいましょう。レジの人が親切に取ってくれることがほとんどです。(ガイドも慣れない頃はよくこの手で小銭を使いました。)何はともあれ、ホテルやコンドの部屋に貯めないで、持って歩く習慣をつけることで、解決の糸口もつかめそうですね。
 

貯まり始めると、ATM入金も窓口両替もできないセントコイン

貯まったコイン
 
ハワイの銀行のATMマシンでは、コインは入金できません。滞在が長くなって、ひとたび瓶や缶に小銭を貯め始めると、もう歯止めが利かず、どんどん貯まってしまうことになるのです。そこで、中期・長期滞在以上の皆様のために、「貯まってしまったコインの換金法」をご紹介しましょう。

ATMでも入金できず、しかも募金箱みたいになった瓶を銀行に持っていっても、窓口では換金はしてくれません。一部のスーパーなどでは、コインをお札に換えてくれる逆両替マシンみたいなものが置いてあったりしますが、よく説明書きを見てみてください。入れた額の何割かは、手数料として取られてしまうのです。お金をお金に「両替」したいだけなのに、何だかそれって、悲しいですよね…。
 

USドル硬貨を整理できるコイン・ソーターと紙筒

いったいどうしたら貯まったコインが換金できるようになるのかというと、それは自分で紙筒に入れてから銀行に持っていって両替してもらうなり、口座に入金するなりする、というのが正解。そう、バラバラでは受け取ってくれなくても、ロールにしてしまえば、ちゃんと受け取って換金・入金してくれるのです。こういうロールを、一般人が普通に作っちゃう、というのが、ちょっとビックリですよね。

オフィス用品を扱う「オフィス・デポ」や「オフィス・マックス」、あるいは日用品のデパート「ウォルマート」などに行けば、コインを包むためのセットが売っています。お店などを営む方のためには、セミプロ用の仕分け&紙筒包みマシンが売られていますが、一般人にはもっと原始的なものでよいのです。
 
コイン・ソーター
カラフルなじょうごでコインを紙筒に整理するのです。
それが写真のカラフルなコイン・ソーター。瓶の口に差し込む「じょうご」のような形ですが、底は指の先がちょっと入る程度の穴が開いています。赤がペニーと呼ばれる1セント硬貨用、青がニッケルと呼ばれる5セント用、緑がダイムと呼ばれる10セント用です。それぞれの紙筒も同じ色をしているので、間違えて違うものに入れることはありません。これはウォルマートで5ドル程度で購入したものです。写真に写っている3種の他に、クォーター(25セント)用のものもセットに含まれています。紙筒は別売りです。

 

コツをつかめば簡単!意外と楽しいコイン・ラッパー

コイン・ラッパー
これが「コインラッパー」。いろんな名前で、いろんなブランドが売られているが、どれも使用感に大差ない。
コイン・ラッパーと呼ばれるものは、写真のようにふっくらした筒状の状態で売られているものもあれば、筒をつぶした平べったい状態で売っているものもあります。写真はオフィス・マックスで購入した48本入りで2ドル45セント。全種類が入ったAssorted(詰め合わせ)と、とくに余りがちなペニー(1セント)、利用度の高いクォーター(25セント)用の3種類が売られていました。




 
コインラッパー・インストラクション
 
では、ソーターとラッパーを使って、紙筒を作っていきましょう。写真の番号と照らし合わせてご覧ください。







(1)手近な雑誌などの上にコインを適当に散りばめてから、雑誌から滑らせるようにじょうご状のソーターに入れていきます。

(2)ソーターの中央部に開いている穴からコインがこぼれてきたら、それが入れすぎのサイン。紙筒を逆さにしてクルクル回しながら、下の方まで入れていきましょう。

(3)ひょこっとひっくり返して、トントンとすれば、コインがすっぽり紙筒の中に収まっていきます。(この瞬間がとても気持ちよい。)

(4)きちんと入っていれば、紙筒の上部に5ミリちょっと余裕ができています。余った紙を親指でグイ、グイッと曲げて筒を閉じれば、はい、完成。

 
コインラッパー結果
こんなになっちゃいました‥
実は2年間以上、瓶に貯めていたので、気がついたらダイムもニッケルもペニーもすごい数。2時間くらいテレビを観ながらゲーム気分で作業をした成果がこの写真の通り。実に100ドル分ものコインが眠っていたのです! ハワイに暮らしてコインの処理に困ったら、ぜひお試しください。



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※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。