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アントレとしてのラタトゥイユ(2ページ目)

プロヴァンスを代表するラタトゥイユ。普通は一口大に切った野菜を炒め煮にするのですが、今日はみじん切りにした野菜を使ってハートのセルクルで抜き、前菜風に仕上げてみました。

執筆者:桜 美香

アントレとしてのラタトゥイユ

所用時間:40分 相性のいい飲み物:ロゼワイン

アントレとしてのラタトゥイユの作り方

このレシピを作るための材料。
【2~3人分】

トマト 小2個
なす 大1本
ズッキーニ 1本 
玉ねぎ 1個
にんにく 1かけ
タイム 2枝
ローリエ 1枚
オリーブオイル 適宜
塩、黒こしょう 少々

手順

1:すべての野菜を細かいみじん切りにする。(トマトは種と皮をとってから)


2:鍋にオリーブオイル大さじ2を熱し、なすとズッキーニを炒める。わずかに色が変わったら火を止めて、器にとりだしておく。


3:玉ねぎとオリーブオイル大さじ2を鍋に入れ、透き通ってくるまで炒める。トマトを加え、煮詰まっていくらか量が減るまで炒め続ける。タイムの葉をひと枝分、、ローリエ、塩、黒こしょうを加える。


4:2の野菜を加え、数分炒める。火を弱めてふたをし、10分煮る。ふたをとってにんにくを加えたら、2~3分強火にして水気を飛ばすようにする。
皿の上にセルクルを置いてラタトゥイユを詰め、少量のオリーブオイルと残りのタイムの葉を飾る。



アントレとしてのラタトゥイユ

ワンポイント

なぜタイトルが「アントレとしての」とつくのか、盛りつけをご覧になればお分かりいただけるかと思います。普通、ラタトゥイユといえば、(何通りもの切り方がありますが普通は)少し大ぶりの四角にカットされています。そして、付け合わせにするときは大胆に盛りつけられ、別添えにする時でも小さな器にゴロゴロと野菜が入っています。

でも、このラタトゥイユは、できるだけ小さなみじん切りにし、セルクルで抜いてオリーブオイルとタイムで飾り付けをしました。こうすると、ちょっとかっこいいアントレ(オードブル)風になりますね。

プロヴァンスのレストランのシェフは、野菜を綺麗にサイコロ状に切り、長時間煮すぎないようにします。こうすると、野菜はより味と香りがよくなり、もっと大切なことは、野菜の色が綺麗に残るからです。

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