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ル・クルーゼに恋をして*2人で過ごす予定のない休日 ハーブ&レモンの牛肉白ワイン煮(2ページ目)

「調理する道具」の域を超え「料理をする楽しみ」の魅力にあふれるこの世にひとつしかないル・クルーゼに恋をしました。予定のない休日をエレガントに演出するオーブン仕上げの煮込みをどうぞ。

執筆者:桜 美香

事前のアンケートでは、「すでに持っていて毎日、あるいは煮込み料理に使用している方」が多数のル・クルーゼ。デパートはもちろん、雑貨店やキッチン雑貨のネットショップでも、多く扱われている大人気アイテムです。使用中の方にお話を伺ったところ、第一声は決まって「料理が数段上手になったように感じる」とのこと。私も初めてル・クルーゼで作ったシチューの味を今でも忘れられないほどです。それ以来、私はル・クルーゼに恋をしています。

それまで大活躍していた圧力鍋のお役目は、すっかりこのお鍋に譲ることに。個人的な感想ではありますが、あたかも時間をかけて煮込んだように見える圧力クッキングは、急いでいる時は便利には違いないけれど、途中で脂取りやアク取りができなくて胃にもたれる感じのすることは、気になっていたところ。それに、確かに全ての材料が柔らかくなってはいるのだけれど、ひと皿の料理として味わう時、時間をかけてことこと煮込んだ料理に比べるとなんとなく、素材のひとつひとつがバラバラな感じがしてお肉のパサつきも気になります。時間をかけて火を入れてゆくことで、素材と素材が混ざり合い、補い合い、変化を伴う調和を生み出していたことが分かります。

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ル・クルーゼの秘密はお鍋の構造にあることは周知の通り。熱伝導のきわめて優れた鋳物ホーロー仕上げで、熱のまわりにムラができません。また、重量感のあるフタのおかげで熱が逃げにくく、ふんわりとした一定温度の熱が全体にゆきわたります。保温性にすぐれた平らな厚底は、材料を焦げ付きにくくしてくれますから長時間弱火で煮込む料理や、お米の炊飯に威力を発揮するのです。

さらに忘れてならないのは、独特のカラーと美しいシルエット。優れた実用性を知る前に、あのデザインに憧れる方も多いことでしょう。素材を吟味し、刻んで鍋に入れ、スパイスを加え、とろ火でじっくり煮込まれた料理を鍋ごとテーブルに運び、重いフタを取る瞬間の期待感を一緒に食べる相手と共有できることは、単に「調理する道具」という域を超えた「料理をする楽しみ」の魅力にあふれています。
ひとりでする食事にも、ふたりの時も、みんなで食べるシーンにも、これほど絵になるお鍋は他にないのではないでしょうか。

そしてまた、ル・クルーゼのお鍋はそのひとつひとつがこの世に1つしかないもの。砂に流し込んだ継ぎ目のない鋳型を作ったあと、その砂型は壊してしまうから。ひとつの鋳型を作るたびに砂型を壊すので、ひとうひとつ違った個性のあるお鍋ができるのです。

決して安いお鍋ではありませんが、煮物をはじめ、揚げ物や蒸しもの、炒めものまでこなし、耐久性にすぐれているのでお手入れさえ怠らなければ、世代を超えて愛用できるル・クルーゼ。次のページでは、サイズの選び方や日常のお手入れの仕方、焦げ付かせてしまった時、鍋底がなんとなく曇ってきた時のための対処法をまとめてみました。

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