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デルタ航空で行くアトランタの旅(5ページ目)

世界中のパワーエリートから高く支持されているデルタ航空のビジネスクラス。それを体験取材するため、2009年5月から週11便に増便された同社の主力路線、成田/アトランタ線を利用してみました。

執筆者:秋本 俊二

新シート搭載の777-200LR

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新機材777-200LRにはフルフラットシートを「ビジネスエリート」に搭載

デルタ航空では現在、機材のリニューアルにも着手しています。その一つが長距離フライト用のボーイング777-200LRの導入で、すでにアトランタ/ムンバイ線などに就航。2009年7月からはロサンゼルス/シドニー線にも導入される予定です。

特徴は、180度リクライニング可能な最新のフルフラットシートが「ビジネスエリート」に搭載されていること。レイアウトは、全席が通路側となる各列1-2-1の配置で、プライバシーもより重視した設計になっています。

フルフラットシートのほかにも、「ビジネスエリート」では機内でこれまでにない贅沢なひとときが過ごせるよう、個人専用の機内エンターテイメントシステムや快適なアメニティーキット、そして後述する一流シェフによるグルメ料理とワインを組み合わせた食事などが提供されます。

保有している777-200LRは現時点ではまだ2機ですが、3機目以降もこれから順次受領する予定で、幹部の一人は「デルタ航空にとってますます重要になるアジア線(上海、ソウル、東京)にも優先的に導入していきたい」と今後の機材運用プランを話していました。

アトランタ経由で中南米・カリブへ

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コカコーラの本拠地アトランタには日本からの進出企業も多い
さて、乗客全員の搭乗が終わり、ドアが閉じられました。定刻の16時30分。トーイングカーに押され、ボーイング777-200ERはスポットを離れていきます。周囲を見わたしてみると、乗客は日本人と外国人がほぼ半々といったところ。外国人乗客には当然、アメリカ系が多く、そのほとんどはビジネスでの利用のようです。

コカコーラが誕生した地であり、世界の動きを24時間伝えるCNNの本拠地でもあるアトランタ。全米の大企業トップ500社のうち450社が拠点を置いているという調査結果もあり、海外や日本からの進出企業も少なくありません。

「ビジネスクラスは出張で利用されるお客さまが多いですが、エコノミークラスではレジャーでアメリカや中南米に向かうお客さまも少なくありません」と話してくれたのは、この日の便に乗務していた日本人キャビンクルーの一人です。「とくにデルタ航空のハブであるアトランタ空港は、中南米やカリブ諸国へのコネクションがとても便利です。この便にも、ブラジルやコスタリカへのツアーで行く方が大勢乗られていますよ」

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