一歩先を行く快適性を実現した
NASAとの共同開発による“Zポジション”
2007年9月より成田/ロンドン線(現在は毎日2便を運航)の全フライトで利用できるようになったBAの新しいビジネスクラス──「クラブ・ワールド」。その特徴の一つが、BAがNASA(アメリカ航空宇宙局)との共同で開発した独自の座席姿勢です。“Zポジション”と名づけられたこの座席姿勢の導入で、ビジネスシートの快適性はますます進化を遂げました。
BAとえばフラットシートのパイオニア(左)。NASAとの共同開発で誕生した“Zポジション”(右) |
“Zポジション”は、人間の身体が無重力状態で自然にとる姿勢をシートの上で再現。上体が軽く起き、ひざがやや曲がった姿勢で、身体をシートがしっかりとサポートします。なるほど、この体勢であれば、機中での映画鑑賞や読書などの時間が心地よく過ごせそうです。2000年に業界で初めてフルフラットシートを導入したBAの、パイオニアとしての“こだわり”を感じますね。
シート幅は64センチと、従来より25%広がりました。シートの長さも“Zポジション”時には201センチまで伸びます。シートとシートの間には電動式スクリーンを取り入れて仕切りを高くし、プライベート感が増したくつろげる空間を確保。ほかにミールタイム以外の時間にも気軽に軽食を楽しめる「クラブ・キッチン」も、冷蔵室を完備したより使いやすいレイアウトに改良し、スイーツやドリンクなどの品数をますます充実させています。
人気の「クラブ・キッチン」もさらに進化(左)し、機内食も充実(中)。日本・韓国地区支社長のジュリアン・ロジャース氏(右) |
この8月にBAの日本・韓国地区支社長に就任したジュリアン・ロジャース氏は、次のように話しています。
「成田/ロンドン線はビジネスでご利用される人が多く、目的地に着いたらすぐに爽快な気持ちで仕事に取りかかれることをお客さまは望んでいます。落ち着いた雰囲気のキャビン、ゆったりと快適なシート、そして業界初となる“Zポジション”を搭載したこの新しい『クラブ・ワールド』で、BAは今後も一歩先を行く存在であり続けることを願っています」
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