航空券/航空会社・エアライントピックス

航空界 ゆく年くる年(2003年上半期)(2ページ目)

米英軍によるイラク攻撃やSARSの影響で世界中のエアラインが大きな打撃を受ける一方、国内の航空界では女性専門職の進出なども目立ちました。航空界 ゆく年くる年──まずは上半期の話題から。

執筆者:秋本 俊二

《3月20日》
航空自衛隊に初の女性教官パイロット
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鳥取県境港市の航空自衛隊美保基地で、女性パイロットの樫地一恵一等空尉(31)が基本操縦教官課程を卒業し教官資格を取得。同基地によると、女性教官パイロットが誕生したのは自衛隊で初めて。樫地さんは94年に空自に入隊。
【関連リンク】パイロットになりたい

《3月25日》
北九州空港に全国初の女性空港長
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大阪航空局管財調達第1課長の平ヨシエさん(58)が、北九州空港の空港長に就任。国土交通省が発表してもので、国が設置・管理する全国31の空港で女性空港長は初めて。
【関連リンク】航空関係の仕事

《3月26日》
ノースウエスト機内に「おまえは死ぬ」
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太平洋上を飛行中の成田発米シアトル行きノースウエスト機内で、エコノミークラスの空席の座席に「おまえは間もなく死ぬ」と英語で書かれた文字が見つかった。同機はただちに成田空港へ引き返したが、悪質ないたずらか?
【関連リンク】世界のエアライン

《3月28日》
中部新空港は2005年2月15日開港
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愛知県常滑沖で建設中の中部国際空港の開港日が、2005年2月17日に正式決定した。当初の予定日より2カ月ほど早まったのは、同年3月の「愛・地球博」開幕の直前の開港では名古屋空港からの万博資材や人員輸送などへの不安があると判断したため。

《3月31日》
レキオス航空、全従業員を解雇
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那覇―羽田間の航空路線への新規参入をめざしていたレキオス航空(本社・那覇市、知念公男社長)は、就航に必要な資金調達が進まず、ついに役員9人を除く全従業員(約100人)をの解雇に踏み切った。同時に東京事務所と羽田空港支店も閉鎖。「事業計画を練り直し、改めて就航をめざす」意向だ。

《4月1日》
エア・カナダが破綻
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カナダ最大の航空会社エア・カナダが、トロントの裁判所に会社更生法の適用を申請。イラク戦争にともなう旅客需要の低迷や燃料費高騰などによる経営悪化が原因。経営破たん後も運航は通常どおり続ける。
【関連リンク】世界のエアライン

《4月11日》
コンコルドの運航停止を決定
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ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)とエールフランスは、就航から27年が経過した世界初で唯一の超音速旅客機コンコルドの運航停止を発表。整備費高騰などで収益が落ち込む一方、エールフランス機は00年7月にパリ近郊で墜落事故を起こし、01年11月まで運航停止に追い込まれていた。
【関連記事】超音速旅客機コンコルドが復活!
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