航空券/航空会社・エアライントピックス

航空界 ゆく年くる年(2003年上半期)

米英軍によるイラク攻撃やSARSの影響で世界中のエアラインが大きな打撃を受ける一方、国内の航空界では女性専門職の進出なども目立ちました。航空界 ゆく年くる年──まずは上半期の話題から。

執筆者:秋本 俊二

《1月8日》
成田空港で「e─チェックイン」実験開始
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搭乗手続きの際に、旅客の顔の特徴をとらえてパスポートの写真と同じ人物かを瞬時に識別する──“バイオメトリクス”を使ったそんな新しいシステムの実験が、成田空港でスタート。2005年の本格的な実用化をめざし、実験は3月まで。
【関連記事】成田空港の「e─チェックイン」
《1月21日》
成田の02年出入国者数、開港史上最高に
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2002年1年間の成田空港からの出入国者数は、1978年の開港以来最高の2,450万6,000人に──東京入管成田支局がそんな記録を発表した。内訳は出国者1,228万9,000人、入国者1,221万8,000人(ともく前年比12%増)。とくに外国人の出入国者が増加(同19%増)しているという。
【関連リンク】空港が面白い(国内編)

《1月23日》
上海行きのエールフランス機から人が落ちた!
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パリ発上海行きのエールフランス機が上海の浦東国際空港に着陸しようとしたところ、2人の人間が落下し、即死した。新華社電によると、2人は貨物室からはい出した後に、車輪の支柱から地上に落ちたらしい。密航目的の外国人か?

《2月15日》
太平洋上空で医師ら、連携プレーで1歳児助ける
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太平洋上を飛行中の大韓航空機内で急病で危険な状態になった1歳2か月の女の子を、乗り合わせた看護師が、近くを飛行中の別の大韓航空機に無線で通信。同機内にいた医師のコクピットに入り機長や乗務員らの通訳を交えて無線で看護師と交信し、連係プレーで命を救った。成田空港に到着後、入院した赤ちゃんは元気に退院。
【関連リンク】世界のエアライン

《3月1日》
航空官制トラブルで週末の空が大混乱!
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東京航空交通管制部(埼玉県所沢市)で午前7時ごろ、飛行計画のデータを一括配信するコンピューターシステムに障害が発生。全国で航空機の離陸ができなくなった。システムダウンの影響は午後も続き、計1,600便に欠航や遅れなどが生じ、各地の空港は前代未聞の大混乱。
【関連リンク】航空関係の仕事

《3月14日》
利用客10億人を突破──ANA
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ANAグループは1952年の開業以来の利用客が国内線、国際線を合わせ10億人を達成。羽田空港では、長嶋茂雄前巨人監督らが招待されて記念紹セレモニーが開催された。
【関連リンク】日本のエアライン

《3月19日》
米英軍、イラク攻撃開始
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米英軍がついにイラクに対する攻撃を開始したことを、米ホワイトハウスが発表した。F117ステルス攻撃機をはじめ、B52爆撃機がなどが攻撃に参加し、イラク軍も対空砲火などで徹底抗戦!
【関連記事】「イラクの自由作戦」のシナリオ
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