ハンドメイド・手芸/ハンドメイドの実例

新年を迎えるための「和」のテーブル小物(3ページ目)

新しい年は趣向をこらして迎えてみませんか? 来客時にもばっちり使える、かんたんな手作りテーブル小物をご紹介します。忙しい年末年始でも、水引(のし)やハーブを使って、パパッと作れますよ!

ボネ 美恵

執筆者:ボネ 美恵

裁縫ガイド

ちょっとオマケ。おつまみカップの活用方とアペリティフの話

おつまみカップ1
今回はかごに盛り付けましたが、箱にリボンなどで仕切りを作り、そこに立てかけても華やか
「おつまみカップ」とは大げさですが、要は紙をコーン状にまるめたものです。パーティの時など、この中に簡単なおつまみを入れたものをガイドはよく作ります。そのまま手でもって食べられますし、遅れてきた方の分も補充しやすいです。また使い捨てなので、後片付けも楽です。

気になる中身ですが、汁気のないものなら、なんでもOK。例えばスティックサラダや、天ぷら類もおすすめ。ちなみに今回は撮影用に、タプナード(オリーブ風味のペースト)やトマト風味のソースをパイ生地にくるんでスティック状に焼いたもの(画像右)と、サラダ風にハムとスライスチーズをシソとレタスで巻いたもの(画像1ページ目)を用意しました。葉物の野菜、クレソン、その他ハーブ類などですき間を調整すると、見た目もきれいに仕上がります。デザート用には、小さなマカロンなどをいれてもかわいいですね。今回は和紙で作った飾りをつけましたが、季節やイベントにあわせていろいろアレンジも可能です。


気軽に集まりたい時は「アペリティフ」という誘い方がおすすめ

年末年始のフランス。ガイドはよく「アペリティフ」に誘われます。本来「アペリティフ」とは「食前酒」のことですが、「ちょっと一杯」という集まりのときにも「アペリティフ」という言葉が使われます。たいていは食事前の時間に集まって、簡単なお酒とおつまみ類が出されます。その時々ですが、アペリティフ用のお菓子類だけの時もありますし、ほぼ食事になるぐらいお腹にたまるものが出される時もあります。また長引けば、そのまま一緒に食事をとることもしばしば。誘う方も誘われる方も、とっても気軽です。

以前フレンチガイドの嶋さんが「立食パーティで飯食うな」という面白い記事を書かれていました。直接その記事とは関係ないのですが、フランスでは立食で2時間以内のパーティということであれば「アペリティフ」という言葉が使われるかと思います(あくまでもガイドの個人的な経験上の話ですが)。余談ですがガイドが日本で結婚式を挙げた時、フランスから参列していた夫の家族は披露宴の食事メニューを見て「2時間で、これだけの食事をすることは不可能だ」と思ったそうです。

さて、話は少しそれましたが、新年にパーティなどを企画されている皆さん、いっそ食事の準備はぬきにして「アペリティフ」にお誘いしてみてはいかがでしょうか? その時は、ぜひガイドの「おつまみカップ」も利用してみてくださいね!

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