ちょっとオマケ。おつまみカップの活用方とアペリティフの話
今回はかごに盛り付けましたが、箱にリボンなどで仕切りを作り、そこに立てかけても華やか |
気になる中身ですが、汁気のないものなら、なんでもOK。例えばスティックサラダや、天ぷら類もおすすめ。ちなみに今回は撮影用に、タプナード(オリーブ風味のペースト)やトマト風味のソースをパイ生地にくるんでスティック状に焼いたもの(画像右)と、サラダ風にハムとスライスチーズをシソとレタスで巻いたもの(画像1ページ目)を用意しました。葉物の野菜、クレソン、その他ハーブ類などですき間を調整すると、見た目もきれいに仕上がります。デザート用には、小さなマカロンなどをいれてもかわいいですね。今回は和紙で作った飾りをつけましたが、季節やイベントにあわせていろいろアレンジも可能です。
気軽に集まりたい時は「アペリティフ」という誘い方がおすすめ
年末年始のフランス。ガイドはよく「アペリティフ」に誘われます。本来「アペリティフ」とは「食前酒」のことですが、「ちょっと一杯」という集まりのときにも「アペリティフ」という言葉が使われます。たいていは食事前の時間に集まって、簡単なお酒とおつまみ類が出されます。その時々ですが、アペリティフ用のお菓子類だけの時もありますし、ほぼ食事になるぐらいお腹にたまるものが出される時もあります。また長引けば、そのまま一緒に食事をとることもしばしば。誘う方も誘われる方も、とっても気軽です。以前フレンチガイドの嶋さんが「立食パーティで飯食うな」という面白い記事を書かれていました。直接その記事とは関係ないのですが、フランスでは立食で2時間以内のパーティということであれば「アペリティフ」という言葉が使われるかと思います(あくまでもガイドの個人的な経験上の話ですが)。余談ですがガイドが日本で結婚式を挙げた時、フランスから参列していた夫の家族は披露宴の食事メニューを見て「2時間で、これだけの食事をすることは不可能だ」と思ったそうです。
さて、話は少しそれましたが、新年にパーティなどを企画されている皆さん、いっそ食事の準備はぬきにして「アペリティフ」にお誘いしてみてはいかがでしょうか? その時は、ぜひガイドの「おつまみカップ」も利用してみてくださいね!
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