「スリーピー・ホロウ」
ちょっと怖いホラーですが、キルトも出てくるし、中世の田舎の雰囲気がカントリーっぽいからおすすめの映画。物語は、ある小さな村で、首なしの騎士が人を殺すというウワサが広まり、迷信なんか信じない若い医者(ジョニー・デップ)が解決に出掛けるというところから始まります。
迷信を信じないと言う割にはこの医者は臆病者で、謎をかっこよく説き明かすどころか、いつもおどおど、ビクビクしているのです。下宿先の自分の部屋でガタガタ震えている場面などは、ちょっとかわいくて笑ってしまいます。
そのとき、ジョニー・デップがくるまっているのが、フライングギースのキルト。ほどよく色落ちして、アンティークっぽい雰囲気になったキルトで、そのシーンにぴったり。さすがはアカデミー美術賞のティム・バートン監督だなと感心してしまいました。それだけではなく、映画全体が落ち着いたセピアトーンの映像で、まるで古い映画を見ているようなセンスのよさ。ちょっぴり怖いシーンもありますが、ホラーというよりも中世のファンタジーといった雰囲気の映画です。
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・スリーピー・ホロウ