11月からは有料のプレミアムサービスもスタートした「ウェブカレ」 |
今、このウェブカレのように、ジャンルを限定しユーザーを絞った、いくつかのジャンル限定型SNSが急激に会員数を増やし話題となっています。
PCではmixi、ケータイではモバゲーなど、多ジャンル型SNSが独走を続ける日本において、あえてジャンルを限定したSNSが人気となっている理由について考えます。
ジャンル限定型SNS人気の理由
ジャンル限定型SNSの特徴は、mixiなどのようにユーザーの趣味嗜好に関わらず全てのユーザーを受け入れ、その中で多くのジャンルのコミュニティを形成させていくのではなく、そのジャンルに興味のあるユーザーだけに絞ってサービスを提供する点です。ジャンル限定型SNSは、その特徴からmixiのように1,000万人以上のユーザーを集めることは難しい上、あらゆるコミュニティを内包するオールジャンル型SNSがあるのにわざわざ別にジャンル特定型SNSに改めて登録するのだろうかとの疑問もあります。
しかし、ジャンル限定型SNSはそのジャンルに絞った濃いサービスの提供ができる、またジャンルを限定することでよりそのジャンルに愛着を持った濃いユーザーが集まるという強みがあります。
mixi、モバゲーの独壇場となっている日本のSNSにおいて、新規で同様のSNSを始めてもまず勝ち目はありません。それよりもある程度、集客が見込めるジャンルに絞ってそれに特化したSNSにするのは、ある意味、必然の流れなのかもしれません。
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