今年9月1日に発行されたNielsen Online Reporterによると、読売新聞社が運営する女性向けの掲示板サービス「発言小町」の月間の1人当たりの利用時間が1時間21分50秒で、これはYouTubeや、同様のサービスであるYahoo!知恵袋などを大きく超えていると発表されました。

現在、月間1億PVを越える大手小町内の人気サービス「発言小町」
現在、月間1億PVを越える大手小町内の人気サービス「発言小町」

また先月10日にオープンした女性向け2次元恋愛シミュレーションSNS「ウェブカレ」が20代女性を中心に、開始から5日間で会員数1万人を越えるなど、今、女性向けのサービスがにわかに脚光を浴び始めています。

これらのサービスは今までの女性向けサービスと何が違うのでしょう?そして今後、ネット上での女性向けサービスはどうなっていくのでしょう?

発言小町の人気の秘密は安心な井戸端会議

発言小町はYOMIURI ONLINEの中の「ビューティー」、「料理」、「育児」、「ライフスタイル」など女性向け情報を紹介する大手小町というコンテンツの中にある掲示板サービスです。

このサービスが開始されたのは1999年ですから、決して新しいサービスではありません。そして書き込まれている内容も、恋愛、子ども、生活に関することなど、必ずしも目新しい内容というわけでもありません。

では何故、今、YouTubeやYahoo!知恵袋を凌ぐ滞在時間を誇るサービスになったのでしょう?その答えは昨年のリニューアル、そして安心感です。

発言小町は全ての発言に関して事前に編集部のチェックがあり、誹謗中傷など不適切な投稿は一部加筆修正を行う、もしくは掲載自体を見合わせる方針を取っています。これによって、ユーザーは自分の書き込みが荒らされてしまうという心配がほとんどなく、安心して参加、書き込みができます。

また9月24日付けの日経トレンディネットによると、昨年3月のリニューアルにより、それまで書き込んでから実際に反映されるまでに最長で4日もかかることもあったが、現在は平日の昼間なら1時間程度で反映されるようになったそうです。

そしてこの事前のチェックがあるにも関わらず素早く書き込みが反映され、さらに荒れる心配も少ないという安心感などから、リニューアル前には3,000万PVだったものがわずか1年半で1億PVを稼ぐ(大手小町全体のPV数)サービスに変貌を遂げました。

女性が求めるサービスを満載した「ウェブカレ」

先月10日、女性向け恋愛シミュレーションゲームやミニブログなどを含んだSNS、ウェブカレがオープンし、わずか5日間で会員数1万人、PV数350万を記録し人気となってます。

開始5日で会員数1万人を集め人気となっている「ウェブカレ」
開始5日で会員数1万人を集め人気となっている「ウェブカレ」

ウェブカレは、ミニブログやおえかき掲示板で他ユーザーとコミュニケーションを図れるなどSNS的要素もありますが、最大の特徴は会員登録時に4人の男性の中から1人を選択し、その彼を中心に学園生活を送る恋愛シミュレーションができるという点です。

4人の彼はそれぞれキャラクター設定があり、その設定に合わせた声優を配置し、より親密な疑似恋愛が楽しめます。女性の癒しをテーマに作られたこのウェブカレは、SNSに疑似恋愛を組み合わせることによって、今までになかったタイプのコミュニケーションサービスとして人気を博しています。

今までにもありそうでなかったサービス

発言小町のユーザー層は30代~40代で全体の66%。そしてウェブカレは10代~20代で67%となっています。過去の女性向けサービスは化粧品、妊婦などよりターゲットを絞ったもの、もしくは女性向けポータルという大きな括りのものがほとんどでした。

しかし、上記した2つのサービスは、そのどちらでもなく、比較的、幅広い年齢層をターゲットにしつつも、Q&A、恋愛シミュレーションという特徴的なサービスを特化させ、多くのユーザーを獲得しています。

そして荒らしの心配もなく、自由に発言できる安心感、ウェブ上の彼と疑似恋愛を楽しめる癒しなど、どちらのサービスも安心してゆっくりと楽しめることが、特に女性ユーザーの人気を得た理由でしょう。

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