資産運用

ゆうちょ銀行の通常貯金に500万円!11月から金利0.5%、年間利息は2万5000円に

ゆうちょ銀行は2026年11月9日から通常貯金の金利を年0.4%から0.5%へ引き上げます。500万円を預けると年間利息は税引前2万5000円、税引後約2万円に。金利上昇による利息の増加額と、通常貯金のメリットや注意点を解説します。※サムネイル画像:PIXTA

田代 昌之

田代 昌之

資産運用・ビットコイン ガイド

1979年生まれ、中央大学文学部卒業。新光証券(現みずほ証券)やシティバンク、投資助言会社などでアナリスト業務やコンプライアンス業務を経験したのち、暗号資産交換業者や証券会社の取締役に従事。2024年よりフリー。

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500万円の通常貯金、年間利息は5000円増加

日本銀行(日銀)の利上げを受け、銀行の預貯金金利も上昇しています。ゆうちょ銀行も2026年11月9日から、通常貯金と通常貯蓄貯金の金利を年0.4%から0.5%へ引き上げます。

通常貯金は、一般の銀行でいう普通預金に相当する商品です。給与や年金の受け取り、公共料金の支払いなどに利用でき、必要なときにお金を引き出せます。

今回の金利引き上げによって、受け取る利息はどの程度増えるのでしょうか。

500万円を1年間預けた場合、年0.4%では税引前の利息は2万円です。これが年0.5%になると2万5000円となり、年間5000円増える計算です。

預入額ごとの年間利息を比較すると、次のようになります。各金利が1年間続き、残高が変わらない場合の概算です。

ゆうちょ銀行の通常貯金の金利引き上げによる年間利息の比較。預入額100万円、300万円、500万円、1000万円について、年0.4%と年0.5%の税引前利息を示した表
※いずれも税引前。各金利が1年間続き、残高が変わらない場合の概算です。表は筆者が作成

預貯金の利息には原則20.315%の税金がかかります。500万円を年0.5%で預けた場合、税引後の年間利息は約1万9921円です。

なお、11月9日から金利が変わるため、2026年中の利息全てが年0.5%で計算されるわけではありません。

いつでも引き出せる一方、金利の高さでは見劣りも

通常貯金のメリットは、生活費や急な出費に備えるお金を、いつでも引き出せる状態で保管できることです。

また、通常貯金は変動金利なので、今後さらに金利が引き上げられれば、既に預けているお金にも新しい利率が適用されます。定期貯金のように、満期まで預入時の金利が固定される仕組みとは異なります。

一方、金利の高さを重視するなら、定期貯金や他の金融機関の商品とも比較したいところです。

例えば、500万円を年1%で1年間運用できれば、税引前の利息は5万円です。年0.5%の通常貯金との差は年間2万5000円になります。

ただし、定期性の商品は中途解約すると適用金利が下がる場合があり、金利だけで優劣を判断することはできません。

さらに、ゆうちょ銀行には通常貯金と定期性貯金それぞれに1300万円の預入限度額があります。一方、預金保険で保護される一般貯金等は、原則として同一金融機関の預金者1人につき元本1000万円とその利息までです。

生活費や近いうちに使うお金は通常貯金に残し、当面使う予定のない資金は、預入期間や金利を比較して預け先を検討することが大切です。

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