5年定期なら年1%
日本銀行(日銀)は、9月の金融政策決定会合で利上げを行い、政策金利を1%から1.25%へ引き上げました。

三菱UFJ銀行のスーパー定期は、2026年9月17日時点で1年が年0.5%、3年が年0.8%、5年が年1%です。
100万円を預けると、単純計算で1年なら1年間の利息は税引前5000円、3年なら3年間で2万4000円、5年なら5年間で5万円です。金利だけを見れば、5年定期が魅力的に見えます。
1年定期で待つ方が得になるのは?
固定金利の定期預金は、原則として預けたときの金利が満期まで続きます。
では、今は1年定期にして、1年後に金利が上がってから長期定期へ預け直した方がいいのでしょうか。
100万円を今すぐ5年定期の年1%に預ければ、5年間の利息は税引前5万円です。
一方、最初の1年間を年0.5%で運用すると利息は5000円。残り4年間で4万5000円以上受け取るには、1年後に年1.125%を超える4年定期へ預けられることが1つの目安になります。
将来の金利がそこまで上がれば「待つ」方が有利ですが、上がらなければ現在の5年定期を選んだ方が有利になります。
300万円なら期間を分ける
どの期間がいいか分からなければ、預ける期間を分ける方法があります。例えば、300万円を100万円ずつ、1年、3年、5年の定期預金に分けます。
初年度の利息は合計2万3000円です。300万円全てを5年定期にすれば3万円なので、差は7000円あります。この7000円を、1年後や3年後に金利が上昇した場合に預け直せる「余地を残すためのコスト」と考えることもできます。
金利が上がれば、満期を迎えた分から新しい金利で預け直せます。一方、5年定期の100万円については現在の年1%を確保できます。
中途解約すると金利は下がる
使う時期も重要です。定期預金は中途解約できますが、当初の金利がそのまま適用されるとは限りません。
三菱UFJ銀行の場合、5年定期を1年で解約すると、現在の金利を前提にすれば「1年定期の年0.5%×70%=年0.35%」が1つの計算例になります。
100万円なら1年分の利息は税引前3500円。最初から1年定期にしていた場合の5000円より1500円少なくなります。1~2年以内に使う可能性があるお金なら、金利だけを見て5年定期を選ばない方が分かりやすいでしょう。
「期間」だけでなく銀行も比べる
金利上昇局面では、長い定期ほど有利とは限りません。また、同じ1年定期でも銀行によって金利にはかなり差があります。
そのため、「1年、3年、5年のどれにするか」を考えると同時に、他の銀行ならどの程度の金利で預けられるのかを確認することも大切です。
全てを5年定期にするのではなく、使う時期に合わせて期間を分ける。現在の金利を確保しながら、その後の金利上昇にも対応しやすい預け方です。
※定期預金金利は三菱UFJ銀行の2026年9月17日時点のスーパー定期を参照。銀行や預入金額などによって適用金利は異なります。中途解約時の利率は預入期間などによって異なるため、実際に利用する際は各銀行の商品説明書をご確認ください。







