預金・貯金

金利が年2%超なら長く預けたほうが得? 定期預金・個人向け国債の「期間」の選び方を元銀行員が解説

年2%を超える定期預金や個人向け国債なら、できるだけ長く預けたほうが得なのでしょうか。金利が高くても、期間の選び方を間違えると、必要なときにお金を使いにくくなることがあります。定期預金や個人向け国債の期間を選ぶときの考え方について、元銀行員が解説します。※サムネイル画像:PIXTA

飯田 道子

飯田 道子

金運アップ、ポジティブお金術 ガイド

ファイナンシャルプランナー(CFP®)

金融機関勤務を経てFP資格を取得。 各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっています。 どの金融機関にも属さない独立系FPです。

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期間
魅力的な金利の商品なら、できるだけ長い期間預けたいと思いますよね? でも、ちょっと待って! まずは自分や家族のお金の使い道、使う予定を明確にし、いくらなら長い期間預けられるのかを考えることが大切です。また、使う予定のあるお金でも、その時期に合わせて満期を設定すれば、効率よく運用することができます(画像:amanaimages)

金融商品の預入期間を決めるためには、どのようなことを考えればよいのでしょうか? 元銀行員の筆者と共に考えてみましょう。

まずは使う予定の有無を考えてみよう

金利が上昇しているといっても、今後、金利がどのように動くのかは誰にも分かりません。そんなとき、年2%を超える定期預金や個人向け国債があったら、魅力を感じる人もいるでしょう。

例えば、大手都市銀行の普通預金金利は2026年9月現在、年0.4%です。年2%なら、その5倍の金利になります。

ただ、そこで気になるのが運用期間です。

いくら金利が高くても、すでに使う予定があるお金まで長期間預けてしまうと、必要になったときに中途解約・中途換金しなければならなくなる可能性があります。

定期預金は中途解約すると当初より低い金利が適用されることがあり、個人向け国債は原則として発行後1年間は中途換金できません。

まずは「このお金はいつ使うのか」を考えることが大切です。

使う予定に満期日を合わせる

使う予定が決まっているお金の場合、その時期より前に満期を迎える商品を選ぶという考え方があります。

特に1年以内に使う予定があるなら、使う時期に合わせて短期間の定期預金を選ぶのもよいでしょう。一方、1年以上使う予定がないお金なら、より長い期間の定期預金や個人向け国債も選択肢になります。

「金利が高いから5年」「もっと高いから10年」と決めるのではなく、お金を使う時期から逆算して期間を選ぶことがポイントです。

結局、長く預けたほうが得?

使う予定がないお金なら、長期間預けることで、その間の金利を確保できるメリットがあります。

ただし、「長く預ければ必ず得」とは限りません。

今後さらに金利が上昇すれば、新しく登場した高い金利の商品を利用したいと思うこともあるでしょう。反対に金利が下がれば、今の金利を長期間確保しておいてよかったということになります。

今後の金利がどう動くのかを正確に予測することはできません。

そのため、長期間使わないお金だからといって、全てを同じ期間の商品に預ける必要はありません。例えば、預ける期間を分けておけば、満期を迎えるたびに、その時点の金利を見ながら次の預け先を考えることもできます。

大切なのは、一番高い金利を当てることではありません。

「いつ使うお金なのか」を考え、その時期に合った期間を選ぶこと。そのうえで、金利や中途解約・中途換金の条件を比べ、自分が納得できる商品を選んでみてください。

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