お金が貯まらない理由というと、「収入が少ない」「物価が高い」と考えがちです。もちろん、それも家計に影響します。
しかし、家計を見直していると、それ以上に差を生むのが、「面倒だから」「いつかやろう」と後回しにする習慣です。
一つひとつは小さなことでも、その積み重ねが、気付かないうちに家計へ大きな影響を与えていることがあります。今回は、「面倒だから」と後回しにしがちな習慣が、お金にどのような影響を与えるのか考えてみましょう。

「面倒だから」が固定費をそのままにしてしまう
毎月自動的に引き落とされる固定費は、一度契約すると、そのまま何年もお金を払い続ける人は多いです。
例えば、
・携帯電話の料金プラン
・利用していないサブスクリプション
・保険の内容
・電気やガスの契約先
などです。
これらは、一度見直せば、その後も節約効果が続く費目です。ところが、契約内容を調べるのが面倒だったり、IDやパスワードを忘れてしまったり。
電話で問い合わせる際のナビダイヤルが混んでいてつながりにくい。または忙しくて時間がないなどの理由から、そのままになっているケースも多いのではないでしょうか。
固定費を見直さないと10年で180万円差がつくことも
固定費は、一度契約すると、毎月自動的に引き落とされます。
最近は、動画配信や音楽配信など、月額料金を支払えば利用できるサブスクリプションサービスも増えました。月500円~5000円程度と比較的少額なため、「これくらいなら」と気に留めず契約を続けてしまう人も少なくありません。
しかし、その支出は毎月積み重なっていきます。
例えば、利用していないサブスクが月3000円あったとすると、年間では3万6000円、10年間では36万円になります。
さらに、通信費や保険料など、毎月の負担が大きい固定費も見直せれば、毎月トータルで1万5000円の節約になるケースもあります。その場合、10年間では180万円になります。もちろん、全ての人がこれだけ節約できるとは限りません。しかし、「毎月少しだから」と思っていた支出でも、何年も積み重なれば家計への影響は決して小さくないのです。
お金が貯まる人は「面倒」の先を考える
家計管理が上手な人も、手続きや契約内容の確認を「面倒だな」と感じることは同じです。違うのは、「一度だけ頑張れば、その後はずっとラクになる」と考えられることです。
例えば、
・スマホ料金を見直す
・使っていないサブスクを解約する
・保険証券を見返して、今の自分に合っているか確認する
こうした作業は、確かに時間も手間もかかります。しかし、一度終えてしまえば、その後は毎月の支出が自然と減り、何もしなくても節約効果が続きます。
さらに、お金が貯まる人は、一度「面倒だった」と感じた経験を次に生かしています。
例えば、サブスクの解約に苦労したなら、「本当に必要なものだけ契約しよう」と考えるようになります。パスワード探しに時間がかかったなら、管理方法を見直して、次はすぐ手続きできるように工夫します。
つまり、「面倒だったからやめる」のではなく、「どうすれば次はもっとラクになるか」を考えるのです。
その積み重ねが、無駄な契約を増やさない習慣につながり、お金だけでなく時間や手間も節約できるようになります。面倒だからと後回しにするか、それとも一度だけ頑張って今後の負担を減らすか。この小さな違いが、5年後、10年後の家計に少しずつ差を生んでいくのです。
まとめ
一生貧乏になる人と、そうでない人の差は、収入だけで決まるわけではありません。
「面倒だからやらない」を積み重ねるか、「面倒だけど一度やる」を積み重ねるか。その小さな違いが、家計には少しずつ表れてきます。まずは、気になっている契約や料金プランを1つだけ見直すことから始めてみましょう。その一歩が、「一生貧乏」から抜け出すきっかけになるでしょう。







