現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施している「年金生活に関するアンケート」から、2026年6月19日に回答があった神奈川県在住69歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

ペンネーム:Tomじい
回答者本人:69歳男性
同居家族構成:本人、妻(68歳)、実母(97歳)
住居形態:持ち家(マンションなどの共同住宅)
居住地:神奈川県
リタイア前の雇用形態:会社役員
リタイア前の年収:1500万円
現在の世帯の預貯金:550万円、リスク資産:8500万円
これまでの年金加入期間:不明
現在受給している年金額(月額)
老齢年金(国民年金・厚生年金):18万1000円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
そのほか(企業年金や個人年金保険など):企業年金6万6000円、個人年金保険5万3000円予定(70歳から10年間)
配偶者の年金や収入:年金120万円(年額)
「食費や光熱費など全てに物価高の影響ありと感じる」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答したTomじいさん。
その理由として「食費、光熱費など全てに物価高の影響ありと感じる。年金とは不思議なもので、保険料納付額に対して十分な対価と思う人は、どれだけいるか疑問である。高額所得者だった人ほどその傾向があるのではないだろうか?」と語っています。
ひと月の支出は「42万円」で年金だけでは足りないため、不足分は「今のところ、引退前の孫会社の顧問収入、株や投資信託の配当・分配金で補填(ほてん)している状況」とのこと。
「上場企業役員から子会社、孫会社と相談役・現在顧問となり昨年やっと年金受給者となった。住宅ローンなど負債はなく、現在顧問としての収入はそこそこと思われるが、年金のみでの生活設計は、まったく考えられない。(安定した収入を確保するため)株式を毎月分配型の投資信託にシフトしている」ところだと続けます。
「長男の転職・マンション購入・孫誕生で、かなりの支出」
昨今の物価高騰を受けて「これまでの投資運用での準備が大切かつ必要条件だったと改めて感じる」と話すTomじいさん。
「昨年は、2人の子どものうちの長男の転職・マンション購入・孫誕生により、かなりの支出があった。株・投資信託の一部売却などで賄い、このところの運用状況の好転もありあまり全体資金の低下影響は少なかった」が、今後も「子ども・孫への補助支出が、一定程度発生すると思われる」のが気掛かりだと言います。
それでも「年1回程度の旅行、子ども・孫への一定程度の応援費用。健康維持のため、月2回程度のゴルフ」は削れない支出であり「現在の資金状況を踏まえると、妥当だと思っている」とのこと。
普段の買い物は基本的に「株主優待が利用できる近くのイオンで購入し、自宅で料理」しているそうですが、いざというときは「ブランドは問わず冷凍食品は、品ぞろえ豊富で助かる」老後の味方だと続けます。
「引退前は家事全般、妻に頼りっぱなしだった」
年金生活での楽しみは「趣味に没頭し興じること。悪天候での出勤が不要であるのは、ありがたいと思う」とTomじいさん。
一方で見直すべき点として「今のところ、家事への取り組みについて妻の希望にそえていないと感じる。引退前は、子どもの教育から家事全般は、もっぱら妻に頼りっぱなしで感謝にたえない。コツコツと家事について円満に進めることが必要と思っている」とも話します。
現役世代に向けては「やはり健康第一ではあるが、引退までに住居ローンの完済と老後資金の目途をつけておくことが大切と思う」とアドバイス。
これまでのところ「老後資金は、とりあえず十分と思っているが、今後は子ども・孫を含めたライフイベントを視野に入れ計画的な支出・運用を心掛けたい」と話していました。
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