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旅行好きが猫を飼うと一生貧乏に? 猫にかかるお金と後悔しないための考え方

SNSでかわいい猫の動画を見て、「猫と暮らしたいな」と思ったことはありませんか。今回は、「旅行も楽しみたい」「猫とも暮らしたい」という人が知っておきたい、猫の性質や飼い主との関わり方、そして後悔しないためのポイントを紹介します。※サムネイル画像:amanaimages

舟本 美子

舟本 美子

おひとりさまのお金・ペットのお金 ガイド

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SNSでかわいい猫の動画を見て、「猫と暮らしたいな」と思ったことはありませんか。

犬のように毎日の散歩は必要なく、成猫になると比較的落ち着いて暮らせることから、「猫なら飼いやすそう」と感じる人も多いでしょう。猫との暮らしは楽しいものですが、実際に飼うと決める前に、知っておくべきことがあります。

今回は、「旅行も楽しみたい」「猫とも暮らしたい」という人が知っておきたい、猫の性質や飼い主との関わり方、そして後悔しないためのポイントを紹介します。

旅行好きが猫を飼うと一生貧乏に? ※サムネイル画像:amanaimages
旅行好きが猫を飼うと一生貧乏に? ※画像:amanaimages

猫は意外とストレスを感じやすい

「猫は家につく動物」とよくいわれます。これは、縄張りを大切にする習性があるためです。人と暮らす猫は、毎日世話をしてくれる飼い主にも大きな安心感を抱いています。毎日同じ時間にご飯をもらう。トイレを掃除してもらう。一緒に遊ぶ。夜になるとそばで眠る。そうした日常の繰り返しが、猫にとって心の安定になっています。

そんな生活が突然変わると、猫は戸惑います。

旅行や出張で飼い主が一泊留守にしただけでも、食欲が落ちる、元気がなくなる、よそよそしい態度になる、粗相をするといった変化が現れる猫もいます。もちろん個体差があり、留守でも平気な猫もいますが、「いつもの人がいない」ということがストレスになる猫は決して珍しくありません。

実際、我が家でも、猫の世話を主にしている私が一日留守にすると、帰宅後もしばらく落ち着かない様子になります。

猫を飼うと旅行の回数が減る人は多い

猫を飼っている人からは、こんな声をよく聞きます。

「旅行へ行かなくなった」
「行っても日帰りか1泊程度」
「長期休暇は家で猫とのんびり過ごすようになった」

家族がいる家庭では、交代で世話をすることもできます。でも、1人暮らしではそうはいきません。旅行のたびにペットホテルやシッターを利用することになるでしょう。この場合の問題はお金だけではありません。

猫にとって、何度も知らない場所へ預けられることはストレスになる場合があります。

そしてストレスから体調を崩して病院へ通うことになれば、治療費も加わります。

つまり、「旅行したい」と「猫と暮らしたい」は、ライフスタイルによっては両立しにくいこともあるのです。

猫には年間約20万円、生涯では数百万円かかる

アニコム損害保険株式会社が公表した「2025最新版 ペットにかける年間支出調査」によると、猫の飼育にあたり1年間にかける費用は、平均で約20万円です。

猫の飼育にかける費用(1年間)

アニコム損害保険株式会社「2025最新版 ペットにかける年間支出調査」を基に筆者作成
アニコム損害保険株式会社「2025最新版 ペットにかける年間支出調査」を基に筆者作成

仮に猫が15年間生きた場合、年間の飼育費約20万円をもとにすると、生涯で約300万円かかる計算になります。20年間一緒に暮らせば、約400万円になるでしょう。

さらに、旅行が好きな人はペットホテル代も考えておく必要があります。全国チェーンのペットホテルでは、1泊あたり5500~7480円(税込)程度が目安です。年間7~10泊利用すると、年間で約3万8500~7万4800円の費用が追加でかかることになります。

「一生貧乏」とは、お金だけではない

「一生貧乏」とは、お金が減ることだけではありません。自由な生活を優先したいのに無理をして猫を飼えば、「旅行へ行けない」「ペットホテル代が高い」「病院代がかかる」と、不満ばかりが積み重なってしまいます。

その不満は、いずれ猫へ向かってしまうかもしれません。帰宅時の猫への接し方が冷たくなったり、ケアが雑になったりする。そんな状況では、飼い主にも猫にも幸せな暮らしとはいえないのです。

反対に、「この子と暮らす時間を大切にしたい」と思える人は、多少お金がかかっても、それを負担ではなく家族への支出として受け止められます。

猫を迎える前に問い直すこと

猫は15年以上一緒に暮らす家族です。飼育費だけを計算して判断するものではありません。

旅行が好きな人は、「自由な生活を優先したいのか」。それとも「猫との暮らしを優先したいのか」を一度考えてみましょう。猫との暮らしは、お金だけでなく、時間や生活スタイルそのものを変える選択です。

かわいいという気持ちだけで迎えるのではなく、猫の一生に寄り添えるかどうかまで考えることが、幸せな選択につながるでしょう。

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