All Aboutが実施している「年金生活と貯金」に関するアンケートから、2026年4月23日に回答があった、鹿児島県在住72歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

ペンネーム:薩摩の隠居人
年齢性別:72歳男性
居住地:鹿児島県
家族構成:本人のみ
住居形態:賃貸
リタイア前の職業:自営業
リタイア前の年収:350万円
現預金:300万円
リスク資産:0円
毎月3万円の赤字「自営業だったので国民年金しかない」
年金生活で貯金ができているか、の問いに「貯金を取り崩している」と回答した薩摩の隠居人さん。
ひと月当たりの現在の収入は「年金月6万5000円、労働収入(不定期)月1万円」の合計7万5000円。
対して月の生活費は「食費2万5000円、住居費3万5000円、光熱費1万円、通信費5000円、医療費5000円、交通費1万5000円、雑費5000円」の合計10万円ほどかかり「月あたり3万円ほどの赤字」とのこと。
「自営業だったので国民年金しかないのが一番の原因です。また現役時代にけがをして蓄えを使い果たしたため、十分な老後資金を準備できませんでした。年金額だけでは家賃と光熱費を払うのがやっと。想定以上に賃貸物件の更新料や、古い家屋ゆえの光熱費の高さが家計を圧迫しています」と説明します。
「冬場はコタツでしのぎ、風呂の回数も減らす」
年金生活で特にきついと感じる支出について挙げたのは、「車関連費。地方なので軽トラが動かないと生活できません。ガソリン代や保険、車検代が最も大きな負担です」とのこと。
物価高の影響については「特に灯油代の値上げが死活問題で、冬場はコタツでしのぎ、風呂の回数も減らすようになりました。またスーパーに行くたびに商品の値段が上がっていて驚きます。安かった魚の干物やパンまで値上がりし、以前と同じ予算ではまともな食事が作れなくなってきた」と不安を吐露します。
そのため節約を心掛けているそうで「古い衣類を裂いて、掃除用のウエス(使い捨て用雑巾)や部屋履きの草履を自作しています。雨水をためて庭の草木の水やりに使う」と語っています。
それでも生活費が足りない月は「趣味で購入した古い工具や骨董品(こっとうひん)を少しずつリサイクルショップに売って補填(ほてん)しています。たまに(以前関わりのあった)元請けの会社から頼まれる小規模な修理の手伝いでわずかな日銭を得ることもある」そう。
税金や社会保険料については、「年金がこれだけ少ないのに、介護保険料などの名目で引かれる額が意外と多いことに憤りを感じます。もう少し低所得者への免除や減額があれば助かる」とコメントしています。
「海へ釣りに行き、晩酌のおかずを確保」
年金生活を始めてから、「朝から近所の海へ釣りに行き、晩酌のおかずを確保するのが日課です。外食は一切せず、近所の農家さんから規格外の野菜を分けてもらうなど、周囲の助けを借りて自炊しています」と薩摩の隠居人さん。
また現役時代に比べると交際費もあまりかからなくなったそうで「昔の仲間もみな年金暮らしで金がないため、互いに見えを張ることもなく、公園でお茶を飲む程度で済むようになりました」とあります。
最後に「老後賃貸で1人暮らしを続けることは精神的、経済的にきつい。持ち家があればと思いますが、今さらどうにもならず、健康を維持して少しでも長く自力で生活するしかないと覚悟を決めています」と語られていました。
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