ストレス

Q. 更年期のイライラが止まらず、悲しくなります。何をするのが効果的でしょうか?

【公認心理師が回答】イライラや憂うつを感じやすくなる更年期は、自分を責めず「今の自分」を受け入れる工夫が大切です。「これまで」ではなく「これから」に目を向けるために、考え方のコツをご紹介します。

大美賀 直子

大美賀 直子

公認心理師・産業カウンセラー /ストレス ガイド

メンタルケア・コンサルタント。公認心理師、精神保健福祉士、産業カウンセラーの資格を持ち、カウンセラー、作家、セミナー講師として活動する。現代人を悩ませるストレスに関する基礎知識と対処法を解説。ストレスマネジメントやメンタルケアに関する著書・監修多数。

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Q. 更年期のイライラが止まらず、悲しくなります。何をするのが効果的でしょうか?

更年期でイライラ。どうすればいい?

更年期のせいかイライラ。どうすればいい?


Q. 「最近、些細なことでイライラしてしまい、自分でも感情のコントロールができずに落ち込んでいます。これって更年期のせいなのでしょうか。どうすれば気持ちが楽になりますか? 何か効果的な方法があれば知りたいです」
 

A. 今の自分を受け入れつつ、外に意識を向けた活動を取り入れることが効果的です

更年期はホルモンバランスの変化により、心の不調を感じやすくなる時期です。ちょっとしたことでイライラしたり、理由もなく悲しくなったりすることもあります。

まずは、その変化を否定せず、「今の自分」を素直に受け止めることが大切です。以前と違っても、それをマイナスと捉えるのではなく、「今の自分だからこそできること」に目を向けてみましょう。

そのうえで、気持ちを内側から外に向ける工夫が効果的です。例えば、新しい趣味に挑戦したり、同年代の仲間と体を動かしたりすることで、新たな刺激が心にプラスの影響を与えます。

無理をせず、自分のペースで行動することも忘れずに。1日動いたら次の日は休む、というように、自分の体調を尊重しながら過ごすことが、不調の改善につながります。

さらに詳しく知りたい方は、「更年期のイライラ解消法・セルフケアのコツ……40~50代のホルモン変化に伴う神的不調に効果的な方法」をあわせてご覧ください。
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