シニア世代になると、時間的な余裕ができる一方で、物価高の中「趣味にあまりお金をかけたくない」という方もいるでしょう。そんなときに活用したいのが、身近にある無料または安価な楽しみ方。今回は、主に人との交流を楽しみながら気晴らしできるものを中心にご紹介します。
図書館・公民館・地域活動…身近に楽しむ!お金をかけない気晴らし法 ※画像:amanaimages
自治体などが主催する多彩な趣味のサークルに参加する
自治体や地域団体が主催する趣味のサークル、ボランティア活動などは、参加費が無料または安価で、仲間づくりのきっかけになります。地元の公民館でも囲碁・将棋、手芸、音楽など多彩な講座が開かれており、興味のある活動に気軽に参加できるのが魅力です。
共通の関心を持つ人と自然に交流できる場として活用しましょう。
図書館を活用する
図書館は、費用をかけずに知識と教養を深められる場所です。本や雑誌を読むだけでなく、調べ学習をしたり講座に参加したりと、幅広く活用することができます。
最近は電子図書館を導入する自治体も増えており、自宅からも読書や調べものが可能に。図書館が遠くて、日常的に利用するのは難しい……という方でも、気軽に新しい知識に触れられます。
ラジオ体操会に参加する
ラジオ体操はわずか3分で全身を動かせる効率的な運動。続けることで骨密度や関節の柔軟性が高まり、健康づくりにも役立ちます。
さらに、地域で行われている「ラジオ体操会」に参加すれば、毎日のあいさつやちょっとした会話を通じて交流が生まれます。体を動かしながら、心も元気になる一石二鳥の習慣です。
地域サロンや交流カフェを訪れる
自治体や社会福祉協議会が運営する地域サロンや交流カフェは、お茶を飲みながら気軽に話せる場。ふらっと立ち寄るだけで仲間と出会えるため、「ちょっと話したい」「誰かと過ごしたい」というときにぴったりです。
共同畑や市民農園を楽しむ
地域で運営されている共同畑や市民農園は、低価格で区画を借りられることが多く、野菜づくりを通して自然に親しめます。育て方を教え合ったり、収穫を分け合ったりと、人との交流も生まれます。身体を動かし、食生活も豊かになるのが魅力です。実際に利用者は非利用者より精神的な健康度が高いとの調査結果もあり、生きがいづくりとしても注目されています。
郷土料理や伝統文化を学ぶ
地域の公民館や交流施設を利用して、郷土料理を学ぶ講座や、季節行事にまつわる食文化を体験できる場を格安で提供する専門家もいます。昔ながらの知恵を学びながら、世代を超えて交流できるのが特徴。料理を通して会話が弾み、地域の魅力を再発見できる場です。
まとめ
お金をかけずに楽しめる活動は、図書館や共同畑を利用したり、運動や料理のイベントに参加したりと身近にそろっています。公共施設などで行われる地域活動を上手に活用すれば、人とのつながりが自然に広がり、心身ともに充実した時間を過ごせますよ。