年金暮らしの人が抱える悩みって? 50代のうちに見直しておきたいこと

年金暮らしの方からのご相談をおうかがいしていると、夫婦2人世帯の年金収入はおよそ20万円ぐらいの方が多く、また、生活に余裕がないという悩みもよく聞きます。

 
年金だけでは余裕がないという人が多いです

年金だけでは余裕がないという人が多いです


「年金だけでは生活に余裕がない」という状況を解決するには、収入を増やすか支出を減らすかしかありません。収入を増やすためには働くことによる就労収入、資産運用で不労所得を得る、起業する、等があるでしょうが、なかなかハードルが高いと思います。しかし、支出を見直し減らすことは今日からでもできることです。生活の余裕を少しでも作るために、50代から家計を見直しておきましょう。次の4つのステップを行ってみてください。
 

ステップ1:現在の支出状況を把握しましょう

支出には大きく分けると、固定費(保険料・ローン・通信費等)と流動費(食費・光熱費・日用品代等)に分けることができます。多くの人は「何に使ったかわからないお金(使途不明金)」があることが多いです。この支出をまずは見直すことが大事なので家計に困っている人はまず、すべての収支をざっくりと記録してみてください。書き出したときに特に注意して欲しい支出に関して解説していきたいと思います。
 

ステップ2:カードローン、住宅ローン等、定期的に返済しなければならない負債を洗い出す

もし今の家計にカードローン・キャッシング・リボ払い等の支払いがあるのであれば、まずいち早く残債をなくすことです。カードローン等の金利は15%位ととても高金利なのです。1万円を借りたら1年で支払う利息は1500円にもなります。収入が入ったらまず先に返済をするようにしましょう。

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みなさんの住宅ローンの金利はいくらでしょうか? 現在の住宅ローン金利の変動金利は0.4%前後と低金利であり、一部繰上げ返済手数料も0円という金融機関も多くでています。まだ残債が多い場合には、住宅ローンの借り換えを検討する余地はあると思います。金利を少しでも低くすることで今後の支出を抑えることができるのです。

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ステップ3:固定費の見直しをしましょう

固定費とは、毎月支払っている家賃や水道光熱費、保険料、通信費、定額のサービスなどが該当しますが、銀行口座から引き落としがされることが多いので、直接お金のやり取りをしないことから目に見えにくい支出です。毎月いくら引き落とされているのかを把握していない人もいるのではないでしょうか。例えば保険料については、保障内容は? 期間は? 実際どのような時に保険金を受け取ることができるのかなどを把握できていない人もいます。

加入している保険が現在の自分に見合っているのかということを考えてみてください。契約した時と現在では生活の仕方が変化している人もいるでしょう。すでに子どもが独立しているのに高額の死亡保障がついている場合もあるかもしれません。保険については子どもが独立したときなど、ライフステージの変化のタイミングなどで、定期的に見直しをしてみましょう。

次に通信費です。政府は大手携帯電話会社に携帯通信料の引き下げを要請し、各企業が格安プランを発表しました。通信費の見直し効果は大きいです。通信速度・つながりやすさ等心配される方もいることと思いますが、自分の使用状況をきちんと確認してみると格安プランに切り替えても不都合がないことが多いです。違約金を支払ってでも継続的に発生する携帯の通信料を削減する方がメリットも大きいので、ぜひ見直してほしい項目です。
 

ステップ4:流動費の見直し

流動費は食費や日用品、交際費などが該当します。これらを節約するために家計簿をつける、という人がいますが、家計簿は途中で挫折する方が多く、苦手意識を持つ方が多いと思います。

今はスマホでつけられる無料の家計簿アプリがあり、最低必要項目としてその時払った金額と支出項目(食費・交際費など)を入力するとカレンダーに登録され、月ごとに集計できます。

スマホがあまり苦手でない人はチャレンジしてもらいたいと思います。それ以外には買い物をしたらメモしておく、レシートを保管しておくだけでも、何に使ったかを把握することができると思います。これらをすることにより、支払った項目に削減できる内容はないか検証してみましょう。使途不明金が判明するかもしれません。

日々生活する中で「卵が先着100名様限り1パック100円!」こんなチラシの誘惑が目につくこともあるかと思いますが、卵がこれから作る料理に本当に必要なのか、結局賞味期限が切れてしまい処分することになるのではないか?よく考えてから行動しましょう。

さらに、支出を減らす際の注意点として、「自分のための趣味や勉強にかかるお金は贅沢だ」と考えてやめてしまうと、幸せ感がなくなり、「生活の質」を落とすことになりかねません。削減しても本当に良いのかどうかは考えたほうがいいと思います。

年金収入のみで生活していく場合には、いかに無駄な支出を減らせるかが重要です。50代のうちに、これらのことを実践してみてはいかがでしょうか。

取材・文/深川弘恵(ファイナンシャルプランナー)

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