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新米のおいしさを1年間楽しむコツ

小麦の値上がりに続き事故米のニュース。自衛手段は信頼できる米を大事に食べることしかない!ということで、新米の味のまま、おいしく食べるコツをご紹介。おいしく食べて日本の農業を応援しましょう!

筑波 君枝

執筆者:筑波 君枝

ボランティアガイド

週に何日、ご飯を炊きますか

米
今年も新米の季節到来!©EyesPic
さぁ、実りの秋、本番です。もう店頭には新米も登場していますね。夏の暑さが功を奏し、今年も収穫高は上々のようです。

今年は小麦の価格が上がっているので、ご飯の回数が例年より増えたというご家庭が多いようです。ガイドの家も、週末はちょっと贅沢をして(?)、ホームベーカリーで焼いたパンを食べますが、平日は、ほぼ毎日、朝と晩はご飯を炊いています。だから、新米のおいしさをそのまま1年間、食べたい! そう思って、関係方面に聞いて回ったところ、それ、そんなに難しいわけじゃないようです。おお、それはうれしい!

ってことで、こちらは、ボランティアガイドサイトですが、新米の味を1年間楽しむためのコツを紹介しちゃいます。農家が心を込めて作った米をおいしく大切に食べて、日本の農業を応援しましょう!

【INDEX】
新米っていつからいつまで?……P1
米をおいしく食べる必須条件……P2 米の保存のベストスポットは?……P2
研ぎ方にも秘訣あり……P3 古くなった米をおいしくする裏技……P3 食べて守ろう!ニッポンのご飯?……P3


新米っていつからいつまで?

稲
はさがけした天日干しの稲なんて、最近見かけません。どんなに技術が向上しようと、天日に干した米の味は、格別なんです。
そもそも、新米っていつからいつまでのお米のことか、ご存じですか? 秋に収穫してからその年の12月いっぱいまでに精米され、袋詰めされたお米が新米とされています。今年とれたお米が出はじめの今の時期から年内~年明けくらいまでに食べるお米が新米というわけです。

では、新米の季節が終わると、味が落ちるか? いえいえ、それは何十年も前のお話。今は、貯蔵技術や精米技術が格段に進歩したおかげで、新米の時期を過ぎても、変わらずおいしく食べることができます。

故郷からのお米こそ、味が落ちやすい?

それは、ご飯のおいしさを決めるのは、精米後の期間と保存法だから。収穫後の期間だけが重要なのではないのです。

新米の季節になると、故郷から収穫したばかりのお米がど~んと届くというお宅も多いかもしれませんね。いわゆる縁故米です。普段買うお米の量よりも多く届いてしまっても「新米だから大丈夫」と思うのは大きな間違い。精米したまま届いたお米は新米だろうとなんだろうと、アッという間に鮮度が落ちてしまいます。お気をつけ下さい!

鮮度を落とさないためのコツは? 次ページで!
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