米をおいしく食べる必須条件

米屋
米屋の店頭に並ぶ新米。購入後の保存法がおいしさを保つキー
一般的な流通ルートでは、米は、農家からJAなどに行き、玄米の状態で低温貯蔵庫で保存されています。米屋やスーパーなどの注文が精米工場に届くと、それに合わせて精米され、店頭に並びます。

米は生鮮食品ですから、精米しておいしく食べられる目安は、7月から9月くらいの暑い時期は2週間くらい、10月から3月で約1ヵ月、3月から7月なら約3週間です。特売で大量に買い込んでしまわず、季節によって、買う量を調整しながら、期間内に食べきることがおいしく食べるための必須条件です。

米の保存のベストスポットは?

米
ペットボトルなら、湿気や匂いとも無縁な密封状態を保てます。
もし、多めに買ってしまった場合は、保管場所に気を配りましょう。米の保存に適しているのは、低温で、湿度が低く、日の当たらない場所です。

それはどこかと申しますと、ずばり、冷蔵庫の野菜室です。米は、精米後も呼吸をし、生きています。時間が経てば経つほど表面の脂肪が酸化し、味が落ちていくのです。でも、15度以下になら呼吸を停止させ、害虫や病菌も繁殖させません。JAなどの低温倉庫もこの温度に設定されています。同様の場所を家庭ならと考えると、冷蔵庫がベストスポットなのです。

とはいえ、冷蔵庫の中には置く場所がないという方も多いことでしょう。そういった場合は、ペットボトルがおすすめです。じょうごをつかって米を注ぎ入れ、蓋をぎゅっとしめておけば、立てても寝かせてもしまっておけます。全部を保存するのは無理でも、買ってきてすぐに食べる分は米びつやタッパーで常温保存、残りはペットボトルで冷蔵庫というように分けると、精米後の酸化を防ぐことができます。2リットルのペットボトルならだいたい一升の米を保存できます。

保存温度は低いほどよく、スペースさえあれば冷凍庫でもOK。この場合は解凍せずに、そのまま、研いで、普通に炊きましょう。

入れ物は密封容器が大原則

また、どこに置こうと、保存容器は密閉容器に移し替えるが大原則です。市販のビニールの米袋は流通上の理由で目に見えない小さな穴が空いています。そこから呼吸をし、酸化が進んでいってしまいます。

ビニールの袋のまま冷蔵庫に入れてしまうと、酸化するだけではなく、匂いが移ってしまい、味が落ちる要因になってしまいます。

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