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世界的な食料難で生き残れる日本人は何人?(3ページ目)

自給率39%の日本。世界的な食料危機が来たら、どのくらいの食料を確保できる?いったい何人の日本人が生き残れるのでしょう?自給率100%なら問題解決?う?ん…。1億人の胃袋を満たす最善策を考えてみましょう。

筑波 君枝

執筆者:筑波 君枝

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お金があっても食料が買えない?

世界地図
世界中から食料を買ったことで飽食をおう歌してきた日本。でもその仕組みに変化が起きています。
それから15年経った2008年の現在。様相が一変しています。簡単にいえば、お金があっても買えない!そんな事態です。小麦だけではなく、魚介類や乳製品など、かつては、日本が国際市場の相場の主導権を持つことができた多くの食料品が、争奪戦の様相を呈しています。

しかも、価格の高騰を受け、生産国が小麦や米、トウモロコシなどの穀物の輸出規制を敷き始めています。特に、米が深刻です。中国、インド、ベトナム、エジプトなどが、不作と国内の需要の高まりを理由に輸出規制を敷きました。その結果、米が品薄になり、国際価格が上昇しています。輸入に頼るフィリピンでは米不足になっており、香港でも買いだめに走るなどの騒動を引き起こしています。

改善策はあるの?

以上が、最近の世界の食料をめぐる現状です。これまで、食料は安い国から買い付けることが、当たり前でした。でも、今後も同じように他の国に売ってくれるでしょうか? 世界的に食料が不足したときには?

……微妙かも。そもそも、日本の政府の借金は1000兆円にもなるというこのご時世。日本は本当に金持ちなの? という素朴な疑問もわいてきます。これもかなり微妙かと。

「じゃ、国内で作ろう。自給自足を目指そう」と単純に考えがちです。

でも、それは可能なのでしょうか。日本国内で生産される食べ物だけで、どのくらいの人の胃袋を満たすができるのでしょうか?それは、次ページで!
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