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世の中の役に立つこととは? 社会や人のためにできることの例

社会のために、世のため人のためにできることを、新しい趣味を始めるくらいの気持ちで、ちょっとだけ社会にいい事をしてみませんか? 面倒だとしても、それがあなた自身の幸せにもつながるとしたら? ちょっと、やってみたくなりませんか?

筑波 君枝

執筆者:筑波 君枝

ボランティアガイド

社会のためにできることとは? 

社会のためにできることをしてみませんか? 

社会のためにできることをしてみませんか? 


「大きなことはできないけれども、少しは誰かのために役に立つことをしたい」そう考えたことはありませんか?

ボランティアだの、社会貢献だのといわれるとどうしても特別なことに思えてしまいます。「世のため、人のため」なんて言われると、「そ、そんな大それたことを」と戸惑う人も少なくないかもしれません。

でも「困っている人や、社会のために自分には何ができる?」といった思いは誰でも持っているはずだと、ガイドは思います。ただ、時間的な余裕がなかったり、きっかけがつかめなかったりというだけではないでしょうか。

そして、その思いを生かすための手段と情報は、たくさんあるんですよ。

<目次>
 

社会のためにできることを、ちょっとだけしてみる

まずは、1日10分。そのくらいに時間から始めてみるのはいかがでしょうか。毎日とは申しません!月に3回。ガイドは、誕生日を起点に月3回のプチボラDayをおすすめしています。1月15日生まれなら、5のつく日。5日と15日と25日に、どんなことでもいいのですが、ちょっとだけ良いコトをしてみる!と、自分ルールとして決めちゃいましょう。

このときのポイントは、ボランティアだの、社会貢献だのといった考えを1度捨てること。そう考えたとたんに「ああ、ちょっと無理かも」って思っちゃいますから。いつもと違うコトをしてみる。しかも、10分くらいで完了する程度といった感じがおすすめです。
 

社会のためにできることはこんなこと

「おはよう!」「こんにちは!」気軽にあいさつをかわしあえる関係をご近所に築くのも、なかなかいいもんですよ。

「おはよう!」「こんにちは!」気軽にあいさつをかわしあえる関係をご近所に築くのも、なかなかいいもんですよ。


たとえば、こんなコトから始めてみてはいかがですか?

 ・朝会ったご近所の人に「おはようございます」と声をかける
 ・道におちていた空き缶を1本拾って、駅前のゴミ箱に入れる
 ・水筒にお気に入りのお茶を入れて出勤する
 ・無料で配っている駅前のティッシュを断る
 ・優先席の近くで携帯メールをしない
 ・レジの横の募金箱に10円を入れる
 ・誰かに何かしてもらったら「ありがとう」と返す
 ・何でもいいから地球にやさしいコトを実行!


ほら、このくらいからなら、簡単に始められますよね。
 

まずは挨拶が人間関係の基本!

中でも、ぜひ実践してほしいのが、あいさつです。見知らぬ人からでも、さわやかにあいさつをされたときって、気持ちがいいものです。疲れているときなどは、うれしいような、ホッとしたりするような気持ちになります。それは、あいさつが人間関係の基本であるから。お互いの存在を確認しあえるからではないかなと思います。

人間関係は大変ですが、人は人と接することで癒される面もありますよね。それは、特別な関係からだけではなく、日常の何気ない言葉のやりとりの中にもあるのではないでしょうか。
 

買い物やイベントもおすすめ!

ほかにも、普段は、あまり行かないフェアトレードショップをのぞいたり、アースデイやグローバルフェスタなどのイベントに足を運んだり、ちょっとした旅行気分で参加できるプログラムに出かけたりといったこともおすすめです。カレーを食べて社会貢献!なんていうイベントを行っているNGOもありますよ。

また、買い物の方法を変えるのもおすすめ!!持っている、クレジットカードを社会貢献度の高いものに変えてみたり、スーパーやコンビニのフェアトレード商品を探して買ってみたりと、金銭的な負担をせずに、社会に貢献できるシステムも多様です。最近は、ジュースを買っただけで募金できる募金型自販機も登場していますので、ご近所で見かけたらリピーターになってみてはいかが?
 

おうちボランティアはクリック1つ

クリック1つで社会貢献!クリック募金は初心者に超オススメです!

クリック1つで社会貢献!クリック募金は初心者に超オススメです!


もう少し具体的なことでも、簡単にできる“ちょっといいコト”はたくさんあります。ガイド記事でも“プチボランティア”として何度かご紹介していますが、ほんのちょっとの時間を使ってできることは本当に様々です。

たとえば、クリック募金。インターネット環境がある人なら誰でも協力できる募金スタイル。1クリックが1円前後の募金になり、しかも費用はかからないという仕組みです。最近は携帯電話からできるクリック募金も登場していますので、ますます協力しやすくなっています。

ガイドは、自分のブログにクリック募金のブログパーツを貼っています。自分でもクリックしますし、ブログに来てくれた人もクリックしていってくれ、ブログに募金箱機能がついたようです。中でもちょっとうれしいのがイーココロのブログパーツ。このブログからのクリック数が表示されるので、はげみになりますよ。イーココロは、ほかにもアクション募金として、企業の資料を請求したり、ネットショッピングをしたりしたポイントがそのまま募金として寄附される仕組みになっています。

いずれも、協力する側の負担はゼロというのがうれしい点です。
 

物の寄付も社会のためにできることのひとつ! 

不用品とはいえ、物の寄付は、大切な物をプレゼントする気持ちでお願いします!

不用品とはいえ、物の寄付は、大切な物をプレゼントする気持ちでお願いします!


何か具体的な行動をと思ったら、家庭で眠っているものを寄付することもできます。使用済み切手、書き損じの年賀状、使用済みのプリペイドカード、TDLの半券、古本やCDなど換金できるものを募っている団体が多いので、そういったところからまずは協力してみてはいかがでしょうか。

また、卒業後のランドセル、古い楽器など、家庭で使わなくなったものも様々に役立ちます。期間限定で中古衣料の寄付を受け付けを行う団体もあります。関心があったらコンタクトを取ってみるといいでしょう。

ここで気をつけたいのは中古品を送ることは、決して「不用品を引き取ってもらう」ことではない点です。家にあるいらないものを一掃したいから、あるいは「捨てるのはもったいない」から「寄付したい」という考えは捨ててください。ちょっとしたプレゼントするような気持ちで状態をよくチェックし、心をこめて送ってほしいなぁと思います。
 

寄付は、誰がどのように届けるかまで想いをよせて!

物を送る支援を簡単に考えている人が多いようですが、実はとても大変なんです。集まったものを仕分けし、梱包し、場合によっては倉庫を借り、日本から送る国までの輸送ルートを開拓して、その費用を工面し、届いたら、現地までの輸送手段と、現地でその物を届ける人の確保など、責任を持って届けるまでには、費用とたくさんの人の手が必要なのです。

送って終わりではなく、誰がどのようにして届けるか、届いた先ではどうするのかといったことにも思いを寄せてくださいね。

だから、着払いは厳禁。送料分を負担するために寄付も一緒に行うくらいの気持ちでお願いします。
 

ボランティア活動は自己満足? 

どんなことでもいいのです。月に3回、ちょっとだけ良いコト、いかがですか?

どんなことでもいいのです。月に3回、ちょっとだけ良いコト、いかがですか?


ボランティアにはただ単にハードルが高いだけではなく、どこか偽善さや自己満足じゃないの?なんという気持ちを感じて、ちょっと引いてしまうという人も少なくないと思います。

かくいうガイドだって、かつては「ボランティアなんて、そんな立派なことはちょっと無理」と思っていました。誰かのためによりも、自分のことで精一杯! というのも本音でした。

実際にボランティアにはまってみると、誰かのためにしていたはずが、自分が得ることがとても多いことに気づきました。今まで自分の気づかなかったことに気づいたり、知らなかった知識を得たり、得るものは本当に多いんです。

「ほうら、自己満足じゃないか!」とツッコミが入りそうですが、何をするにも「自己満足」という気持ちをまったく持つな!というのも「それは無茶というものでは?」と思います。

もちろん、「良いことをしている自分」に酔って、ボランティアの困ったちゃんになってしまってはいけません。自分のしていることは偽善じゃないだろうか、自己満足に過ぎないんじゃないだろうかという問いかけは、常に心の隅で繰り返してほしいとは思います。

偽善だ、自己満足だってことにとらわれないで、まずは何かしてみる。そのことへの問いかけはそれからでも遅くないのです。
 

ボランティア活動をすると豊かに生きられる?

では、ボランティアはそれほど素晴らしいコトなのでしょうか? ボランティアに参加し“豊かな生き方”ができるようになったといったことがよくいわれます。それは本当でしょうか? でも、もし、ガイドがこう聞かれたら「確かにそうだけれど、人によるんじゃない?」と答えます。

ボランティアで自分が成長したり、豊かに生きることを実感する人が多いからこういわれるわけですが、それはあくまでもその人次第。ボランティアをすれば誰もが心が豊かになるということではありません。

参加した人がどのように関わり、そこで感じた自分の思いをどう育てるかによって、“豊かな生き方"にすることができるのだと思います。
 

社会のためにできること、始めてみませんか?

だから、逆にいえば、活動の大小にかかわらず、ちょっとしたコトをあなた自身が豊かに生きるきっかけにすることは案外簡単なんですよ。

たとえば、熱帯雨林保護活動のクリック募金に定期的に協力したとします。最初はただクリックしているだけだったのが、ふと、募金をするNGOの活動に関心を持ち、その団体のサイトを見てみました。すると、熱帯雨林の現状を知り、心を痛めるかもしれません。そこに住む少数民族に興味を持ち、関連の本を手にしたくなるかもしれません。逆にそのNGOを支援する企業が環境のために他にどんな取り組みを行っているかが、気になるかもしれません。

人の行動は何らかの意味があるものです。熱帯雨林保護活動を選んだのは、何か、自分の心に引っかかったからこそ。その引っかかりを育てていくことで、知らなかった分野の知識を得たり、思いもよらないことへの関心が深まったりと、さらにはそこで新しい出会いがあったりと、自分を豊かにする行動につなげることができるのです。

日々の生活や仕事に追われているのは誰でも同じでしょう。でも、新しい趣味や習い事を始めるような気持ちで今年はちょっとだけ“世のため、人のため”の何かをしてみませんか? きっとあなた自身が豊かに幸せに生きることにつながるきっかけにできますよ。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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