ボランティア/ボランティア関連情報

ストップ義援金詐欺!だましの手口と対策(2ページ目)

大きな天災が起き、支援活動が本格化するに従って出てくるのが被災地への義援金を名目にした詐欺行為です。あなたの善意を食い物にされないよう、義援金詐欺の手口と対策、ズバリ教えます!

筑波 君枝

筑波 君枝

ボランティア ガイド

在日外国人支援団体での8年間の活動でボランティアに目覚め、さらに米国三都市で移住労働者のケアを行うNGOの活動を視察し大いに刺激を受ける。現在はライター業に専念、自らのボランティア体験を元にWEBや雑誌の執筆をしています。『こんな募金箱に寄付してはいけない』青春出版社など著書多数。

...続きを読む

手口2 誰でも知っている団体の名前を使う

悪質メール例
日本赤十字社を装ったメール例
こちらは日本赤十字社の名前を装って、義援金を募ったメールを元に作成したものです。日本赤十字社や中央共同募金会など、既存のよく知られた名前を使ってあたかも本物であるかのように見せかけたメールやハガキが中越地震の際に相次ぎました。

よく見ると、送信アドレスがフリーメールだったり、銀行口座が個人名だったり、怪しい点がいっぱいなのですが、よく知っている団体名だからと安心させられてしまう心理をついている点が悪質です。

対策 各団体の振込先を自分で確認

メール
メールや手紙で個別に義援金の依頼が来た時点で怪しいと思ったほうがいい
日本赤十字社や中央共同募金会などでは、メールやハガキで個別に義援金を募ることはないとしています。こういったハガキやメールを受け取ったら、それぞれの団体の振込先や口座名などを確認しましょう。ネットで検索すれば、すぐにわかります。

ちなみに、銀行口座は法人格がないと、個人名でしか作ることができません。この口座が「日本赤十字社・東京本部 災害対策本部長 ○○××男」となっているのも、そのためです。本当に日本赤十字であれば、個人名の口座に振込先を指定するはずがありません。

また、メールの場合、これらの勝手に送られてきたメールは、スパム・メールだと考え、相手にしないのが基本です。被災地の様子という写真が送られてくることもありますが、信頼できる相手以外からの添付ファイルは開かないことが大切なのはいうまでもありません。

ただし、メールの本文はすぐに削除するのではなく、近くの消費者相談窓口もしくは、各団体に「こういうメールが来た」と届け出るようにするといいでしょう。

次ページでは、公務員を装った例、そして支援サイトの中にもあるある義援金詐欺をご紹介!
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます