ボランティア/ボランティア関連情報

20代に人気! NGOインターンとは?(2ページ目)

最近、インターンシップを取り入れるNPOやNGOが目立ちます。インターンってどんな存在なのでしょうか?ボランティアとはどう違うのでしょうか?NGOビルこと丸幸ビルで開かれた合同説明会を取材しました。

筑波 君枝

執筆者:筑波 君枝

ボランティアガイド

どう違う? インターンとボランティア

説明会
合同説明会は、各NGOのインターンの方々がパワーポイントを使ってわかりやすく説明してくれました。
では、一般のボランティアとインターンはどう違うのでしょうか? 大きな違いは、ボランティアは「できる人ができることをする」が原則であることに対して、インターンは「自分がすべき仕事をしないといけない」という点です。

ボランティアなら週に1時間でも、月に1時間でも自分の空いた時間に自由に参加ができます。対してインターンは、1年、半年といった一定の期間、週に2日程度の契約を結び、その間はスタッフの一員です。広報やイベント、WEB制作など担当する仕事は様々ですが、会の運営に直接関わり、ボランティアとは違う役割を担っています。

ときにはボランティアを募集し、仕事の割り振りをするなど、受け入れ役にもなることもあります。ですから、たとえ学生であっても、外部の人はNGOのスタッフとして接しますから、社会人として自覚を持って仕事をしなければなりません。

ただし、スタッフといっても、待遇はインターンもボランティアであることは同じです。交通費は支給されるところが多いですが、給料はありません。

NGOインターンの1週間

実際にインターンの皆さんは、どんな活動を行っているのでしょうか? 合同説明会の参加者の1人、シェアの2006年度イベントインターン、津田塾大学国際関係学科3年生の鈴木翠さんの場合は、こんな感じです。

●イベントインターン鈴木さんの1週間
月曜日10:00~18:30 シェア 19:30~21:30 アルバイト
火曜日大学(2限~5限)
水曜日大学(3限~4限)
木曜日10:00~18:30 シェア 19:00~20:30 習い事
金曜日13:00~14:30 大学
土曜、日曜日イベントもしくはOFF


インターンがあるから授業も楽しくなった!

グローバルフェスタ
10月のグローバルフェスタでも、イベントインターンは大活躍。出店の準備やボランティアのまとめ役などフル回転でした。
国際協力分野では、10月のグローバルフェスタを中心に秋がイベントのピーク。鈴木さんも、秋はほとんどの土曜日と日曜日がイベントでうまりました。学業との両立はかなり忙しく、1日の時間配分を考えないと、やるべきことが終わらないこともあるのだとか。

それでもインターンとして、NGOの活動に参加し、国際協力やNGOの実務を学び、様々な人と出会ったことで人間として成長できたこと、社会人のマナーを学べたことなど得るものが多かったといいます。なにより、週に2日シェアに来ることで、週に3日の大学の授業を楽しみに思うようになったと話してくれました。

シェアではこの他に広報、会員サービスのインターンが活動しています。2006年度の会員サービスインターンの方はなんと本業が薬剤師さんだそう。平日がお休みであることを生かしての参加でした。いろいろな自分時間の使い方があるのですね。

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