ボランティア/ボランティア関連情報

W杯ボランティアとはどんな活動?(2ページ目)

さぁ、W杯! といえば、欠かせないのが影で支えるボランティアの存在。日韓共催大会で、会場整理や通訳などの活動をしながらW杯を心から楽しんだ人たちにW杯ボランティアの魅力を語ってもらいました。

筑波 君枝

執筆者:筑波 君枝

ボランティアガイド

W杯を支えるボランティア

こちらは2004年のトヨタカップでのよこはま2002の皆さんと会場に集まったサポーターたち。本当はなかなか体力を使うボランティアなのですが、このはちきれんばかりの笑顔、笑顔、笑顔。本当に素敵です!©長山秀雄
「W杯はボランティアの大会」といわれるほど、たくさんのボランティアに支えられています。2002年W杯は、日本組織委員会(JAWOC)だけで1万6500人が、韓国でも同じように1万6500人と、あわせて3万3000人が組織委員会のボランティアとして登録されました。このボランティアは、ゲートでの整理、席の誘導や通訳など、主にスタジアムの中が活動の場です。

よこはま2002のメンバーは、こちらとは別に横浜市によって募集・登録されたボランティアのOBです。このとき登録された数は、なんと2000人! 横浜市だけで、ですよ。ほかの会場でも同様に、それぞれの自治体単位で会場周辺を担当するボランティアが募集されています。

ということは、いったい日韓合わせてのボランティア総数は何人になるのでしょう? 発表されていないため不明ですが、本当に数多くのボランティアによってW杯が支えられていることだけは確かです。

登録されたボランティアは、1年以上の時間をかけて研修を受け、W杯ボランティアの必要なことをしっかりと学んだ後、晴れの舞台を迎えます。会場の混乱を未然に防ぎ、ケガのないように気を使いつつ、しかも体力も使うなかなか大変なボランティアなんですよ。

そういった大変さも含めて「楽しくなければボランティアじゃない!」と言えるなんて、素敵です!

ボランティアを知らずしてW杯は語れない!

2006年もたくさんのボランティアが活動する予定です。W杯ドイツ大会組織委員会の発表によると、大会ボランティアには168の国や地域から、なんと5万人の応募がありました。その中から選ばれた1万5000人が組織委員会のボランティアとして登録されています。

ボランティアは言うなればW杯の“縁の下の力持ち”。その活躍はなかなか表舞台には登場しません。でも、地味ながらも重要な役割を担っているのです。

“ボランティアを知らずしてW杯は語れない!”と言っても過言ではありません。2006年のW杯でも表舞台には登場しませんが、テレビの端っこのほうで、ボランティアらしき人を見かけたら、小さくエールを送ってあげてくださいね。

次ページでは2006年は「SAMURAI BLUE PARK」で活躍するよこはま2002の活動をご紹介。
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