ボランティア/ボランティア関連情報

美術館ボランティアってどんな活動?(4ページ目)

アートや芸術に関心の高い方に人気の美術館ボランティア。どんな活動をしているのでしょうか? 東京都写真美術館のワークショップで活躍する美術館ボランティアさんの活動に密着しました!

筑波 君枝

執筆者:筑波 君枝

ボランティアガイド

東京都写真美術館のボランティアになるには?

2005年で開館10年を迎えた東京都写真美術館。写真ファンから圧倒的な支持を得るユニークな美術館だ。
東京都写真美術館には、現在約40名のボランティアが登録されている。学生や会社員、主婦、シニアなど年代は様々。4月から3月までの1年契約で、継続ももちろん可能だ。契約を継続しない人の欠員補充として、毎年、新規ボランティアを募集している。

募集人数は、年によって違うが、例年10数名になるそう。それに対して応募は、数十名から100名を超えることもあり、なかなかの狭き門だ。ちなみに城所さんが応募したときの倍率は、およそ10倍だったとか。

募集はネット上で行われ、メールで応募し、書類審査後、簡単なインタビューがある。こう書くと、堅苦しく聞こえるかもしれないが、あくまでも募集時に希望する条件に合うかどうかを見るもの。ボランティア募集は、欠員補充のため、たとえば「子どもの扱いが得意で、平日に参加していたボランティアが辞めてしまうので、その代わりが務まる人」といった条件があらかじめ決まってしまうのだ。この場合、土日だけしか参加できないという条件では、残念ながら不採用となる確率が高い。

「ボランティアですから、本当は全員の方にお願いしたいのです。でも、それができないため審査とインタビューを行っています。仮に不採用でも、写真美術館のボランティアに不向きだということではなく、今、希望している条件に合わないだけ。こちらとしても、ごめんなさいとしかいいようがありません。就職と違って能力がどうというわけではないので、決して落ち込まないでください」と、東京都写真美術館学芸員の石田哲朗さんは、強調する。

仮に不採用になっても、翌年応募し、条件の合う空きがあれば採用されることもあるそうだ。採用決定後は、研修を経て、ボランティアとして活動に参加できる。新年度の募集は年明け頃が一般的。決まり次第、サイトに掲載される予定だ。【関連サイト】
・関連リンク 東京都写真美術館公式サイトはこちら。
・関連リンク集 教育文化活動に参加したい……美術館ボランティアの情報はこちらから。
・関連リンク集 ボランティア最新情報……今すぐ何かしたい! そんなあなたにお役立ち!
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