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サブプライムショックでお受験者が減少?

サブプライムショックとお受験。一見すると無関係に見えますが、お受験の世界にもサブプライムショックの影響が及んでいます。

高橋 公英

執筆者:高橋 公英

学習・受験ガイド

お金
サブプライムショックはお受験に無関係ではない
アメリカの住宅バブルがはじけて金融機関の債務が膨らみ、それが世界中に波及して株価が下がり、金融危機が起こっています。「サブプライムショックと幼稚園受験、小学校受験と関係があるのか?」と思われるでしょう。実はお受験の世界にも色々と影響することが考えられるのです。

サブプライムショックと日本への影響

日本の金融機関や投資をしている企業がサブプライム関連証券を購入している額は、他の国に比べるとずっと少ないため、直接の影響はあまり受けていません。しかしながら巡り巡って株価が下がったり、輸出にブレーキがかかり景気が急速に悪化しています。

しばらくは賃上げも凍結されるでしょうし、倒産や失業も増えるでしょう。外資系の金融会社ではもっと以前からリストラに手を付けているところもあったようです。また一部で上昇していた地価も下降に転じるでしょう。

つまり、給与所得が減ると同時に資産も目減りするということです。

サブプライムショックが与えるお受験への影響

小学校受験は(幼稚園受験も同様)準備期間中に費用がかかります。さらに入学後も義務教育期間中に学費を払い続けなくてはなりません。受験生の家庭に経済力があることが前提となります。教育費の負担の方法には2通りあります。

■豊かなキャッシュフローから教育費を支払う
キャッシュフローというのは家庭に入っては出ていく現金のことです。主に給与所得者の給与、自営業者の利益などの世帯収入が充分にあれば、その中から教育費を支払うことができます。

■豊かなストックから教育費を払う
株や債券などの金融資産や不動産のように、まとまったお金またはお金に換えられる物がストックです。そのストックの運用益があてにできるくらい、家庭に充分な資産があれば教育費をここからまかなえます。

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