家庭環境を知るための質問

教育方針やしつけについて直接的に質問すれば、回答者も準備をしてきているのでぼろは出ません。そこで間接的に家庭の様子がうかがえる質問をするのです。

■ご両親をどのようにお呼びになっていらっしゃいますか?

とっさに聞かれたらいつもどおりにお答えになるでしょう。しかしちょっと待ってください。もし自分の子どもに自身を「お父さま」「お母さま」と呼ばせていたら注意が必要です。呼び方のギャップが大きければ、その点についてさらに尋ねられるかも知れません。妙に取り繕うのも不自然ですが、お子さんを無理して上品に育てようとしていると思われないように。

<回答例>
「お父さん、お母さんと呼んでいます」
「お父さま、お母さまと呼んでおります」

■お父上から教えて頂いたことで、将来も守り続けたいことがらがあれば教えて下さい

名家であれば家訓があるでしょう。そうでなくても「困ったときは助け合う」「一度手をつけたことは最後までやりぬく」など、折に触れ父親が語ってくれた言葉があるはず。それを答えれば良いのです。

ただし、注意していただきたい点が二つあります。ひとつは家庭の教育方針と矛盾しないことです。ここが一致していないということは、教育方針に書いたことは入試向けに作ったのではという疑いが出てきます。もうひとつは、学校の教育理念および指導方針とも矛盾しないことです。

<回答例>
「決して人に迷惑をかけてはいけないと教わりました」
「決断をするまでには慎重に考え、決心したら全力で物事にあたるようにと常々言われております」

■ご自分のお母様(お父様)と奥様(ご主人様)を比べられてどうお感じになりますか?

なかなか答えにくい質問です。どちらが優れているとかいないとかではないのです。親は親で配偶者は配偶者。違っている点もあるけれど、似ている点もあることを認識し、どちらも尊重する態度を示すのが良いでしょう。

<回答例>
「父は公衆道徳には厳しい人でした。また昔の人でしたので、子どもの私の相手をして遊んでくれるということはあまりありませんでした。主人も他人に迷惑をかけるなと常々子どもに申しており、その点が父と似ています。息子とは休日に公園でキャッチボールをするなど、よく遊び相手をしていますので、好ましく感じております」

■奥様の手料理の中で好きなものはなんですか?

料理></td></tr><tr><td class=家庭の日常を様々な質問で探ってくる
家庭の日常について、こうした変化球タイプの質問で知ろうとしてきます。実体験の裏づけがあれば、想定外の質問にもすぐに答えられるでしょう。しかし、質問を想定していた方が安心して答えられます。幼稚園・小学校入試における面接本の質問は一通り目を通して、練習しておくことをお勧めします。

<回答例>
「妻は料理が得意なので好きな手料理はたくさんありますが、娘と私が大好きなのは○○です」