中学受験の勉強、「時間」管理を徹底せよ(2ページ目)

子どもに時間を意識させるには

では、どのようにして時間を意識づけさせたらよいだろうか。

・勉強をはじめる前に、今日は何をやるのか尋ねる
・それぞれの課題に何分（時間）ずつかけるのかを尋ねる
・最初の目標時刻になったら様子を見て、次に進めていればよし。そうでないなら、あとどのくらいかかるのかを尋ねる
・特定の問題に長考しているようなら、解説を見て解いてみるようにアドバイスする
・勉強以外のこと、例えばテレビも何時何分まで見るのかを決めさせる

中学受験は精神的な成長が求められる

普段の生活から時間を意識して行動できるようにしておくと、自分から動けるようになる。特にマイペースな子には有効だ。ただ、あまりうるさく言い過ぎるのも子どもの反発を招く。子供時代というのは時間に縛られずに好きなように暮らすのが本来の姿なのだから。しかし、中学受験というのは精神的に大人になることが求められるので、時間を意識せざるをえないのだ。

だから、日曜テスト・カリキュラムテストなどが終わった日などは、好きなことをする時間をたっぷり取ってやるといい。おとなでもオンとオフがあるように、子どもにもオフの時間をもたせてやればペースがつかめるようになっていくはずだ。時間を意識することで、そんな受験生活が送れるのではないだろうか。

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