挫折は人生の幅を広げるチャンスでもある
人生の幅を広げてくれた英語に感謝し、これからも飛び続けるんだ。 |
トモ君:それは正直なところ今でもよくわかりません。でも、もう二度とあのときのような喪失感は味わいたくないという思いは、今でも人一倍強いような気がします。これは結果論になってしまいますが、挫折することはそれほど悪いことではないような気がします。失敗と同じで、積み重ねていくと確実にその先に成功がある。
挫折って時には自分の人生の幅をグッと広げてくれるチャンスでもあるかもしれないと、今は思えるようになりました。サッカーで挫折していなかったら、今頃はプロになって活躍していたかもしれない。でも、挫折していなかったら、英語にもこんなに興味を持たなかっただろうし、パイロットになろうなんて思わなかったでしょうね。大学にも通っていなかっただろな。要は、いくら挫折をしても、そこからいつだってカムバックできるっていうことですよ!
心の底からワクワクできるものを追い求める
ガイド:将来の夢は何ですか?トモ君:色々ありますよー。僕のパイロットのライセンスはアメリカのものですので、日本でプロとして飛ぶには、一度帰国して日本のライセンスに書き換えをし、さらにそこから訓練を続けてジャンボを飛ばす。これはこれで良いなと思いますが、ジャンボを飛ばすかどうかはまだわかりません。
これまで培ってきた人脈や英語を使って、英語塾をインターネット上で展開したり、パイロットの仲間たちで自由に空を飛んだり、他にもやりたいことはたくさんあります。自分でその気になれば新たに道を切り開いていくことは、十分可能なわけですよね。これからも、僕は自分自身が本当に心の底からワクワクできるものを追い求めていきます。
英語は楽しむこと
ガイド:最後の質問になりますが、日本人英語学習者に必要なことって何でしょう?トモ君:楽しむこと! ありきたりですがこれに尽きますね。僕が特にそうなんですが、必死になればなるほど楽しむことを忘れてしまうってことありませんか?英語は本来楽しいものでしょう?
知らない国の人と英語で仲良くなって、ふざけて、笑ったり、泣いたりする。これって、本当に最高ですよ。どんなく忙しくても、どんなに英語の勉強が大変でも、その中に一瞬の楽しさを見つける。このことを、いつも気に留めておくといいかなと思います。
つまり、英語に限らず、人生、何においても選べるってことですよね。楽しもうという道を選んだ人は楽しく続けることができる。すごくシンプルですが、僕の持論です。
【編集後記】
アメリカ、サンディエゴでパイロットへの道を歩んでいるトモ君。壮絶な挫折を味わったにもかかわらず、それを乗り越え、前を向いて歩いている姿は非常にすがすがしく、見ている者に勇気とやる気を与えます。英語が話せたら、人生が百倍楽しくなるといいます。
何かを乗り越えた人は、まぶしく、以前よりも強くなった自分を楽しんでいるのかもしれません。英語にも挫折はつきものです。挫折しても視点を変え、何度でも挑戦していくうちに、夢は手に入るものなんですね。
【中西智裕さんのブログ】
Tommonet.blog
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