target="_blank">『英語脳のつくり方』 という本が注目されています。何だか難しそうな題名ですが、本を手に取り、中身をペラペラとめくってみると全く印象が変わります。イラストがふんだんに盛り込まれていて親しみやすく、英語脳の仕組みがよく理解できます。
特に発音に悩んでいる人は一読の価値ありです。なぜなら、英語脳と発音には実は深い関係があったのです。「英語脳」を作るためには、どうやら「音」の取り方が重要になってくるらしいですよ。さあ、ポイントをまとめてみました。
英語を話せる人は「英語脳」を持っている
英語を話せる人と話せないひととでは脳の仕組みに違いがあります |
では、「英語脳」さえ手に入れれば、英語がうまく話せるようになるではありませんか! これは朗報ですね。でも、どうやってこの「英語脳」をゲットしましょうか? 脳に刺激を与え、活性化させることによって、英語脳は手に入れることができます。脳をカパッと開けて、ちょちょいっといじれたらどんなにいいのでしょう。そしたら、必要な部分を刺激して優秀な頭脳を持つことができるのに、それができないのが人間のくやしいところ。
でもね、実は、訓練によって、脳に刺激を与えることはできるのです。スポーツ選手が筋肉を鍛えるように、この脳も訓練によって鍛えることができます。そしてそれは、誰にでもできることなのです。もちろん、あなたにもできますよ。
英語脳を作るために No.1 ―― 正確な音を聴きながら勉強すること
「英語脳」を作る第一歩、それは、正しい英語の音を脳に送り込んでやるということです。外国語を学習するときには、初期の段階で、「正しい音」を脳の中に登録することが大事なのだそうです。だから文字を自分流に解釈して読むのではなく、必ず正確な音を聴きながら英語を学ぶ必要があるのですね。文字を「正しい音」として脳みそに登録していないと、リスニングをしてもわからないし、ましてや話すときに、どうやって話すの? ということになってしまいます。正しい音の取り方、学びましょうね。
英語脳を作るために No. 2 ―― 正しい口の形で練習すること
正しい息の出し方を覚えて正確な音を作ることは英語脳を作るのを助けます |
会話の経験や慣れ、回数をこなすことによっても、ある程度の理解度は増しますが、やはり一度、正しい口の形、正しい音の出し方はおさらいしたほうがよさそうです。この本では、英語の音の出し方が丁寧に描かれています。文字だけでなく挿絵が大きく入っているので、視覚的にもわかりやすく、さらに、CDもついています。発音の専門家である著者自らが日本語で説明してくれ、その後にネイティブ・イングリッシュスピーカーの声が入っています。
英語脳を作るために No.3 ―― 文字と音はリンクさせる
外国語の正確な音を登録させるためには、正しい音と文字とを必ずリンクさせる必要があります。英語を「聞き」「話し」「読み」「書く」と、四技能を同時に発達させるためには、必ず文字を中間に置いて練習する必要が出てくるというわけです。つまり、正しい音を聴きながら、文字を見て、その文字を脳の中に登録してやる。こうすることによって、今度は文字を見たときに、その音が脳の中で再生されるという仕組みになるわけです。
英語脳を作るうえで欠かせない二大要素、それは「正しい音」とそれを表す「文字」だったのです。聞き流しがダメな理由はここにありましたね。いくら英語の音を聞いても文字とリンクさせないと脳の中に認識として残らないのです。
だから、机に座って、あるいは公園のベンチに座って、テキストを手にしながら音声を聴き、口から英語を出して練習する、という過程が必要になってくるのですね。この練習をしていれば、自然と「英語脳」は出来上がり、やがては英語達人へとなっていくのです。
そんなに遠い話ではありませんよ。さぁ、テキストと音声を手にして英語の練習を始めましょう。
今回は、英語脳のゲットの仕方、おもしろかったのでご紹介してみました。
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