英語は発音が大事だとささやかれていますが、実は、発音よりももっと大切なことがあるのをご存知ですか? それは、リズムとイントネーションです。リズムとイントネーションさえよければ個々の発音はそんなによくなくても、意外と通じてしまうのです。逆に、個々の単語の発音が完璧でも、このリズムとイントネーションが日本語読みのように平坦だと通じません。

掘った芋いじるな! = What time is it now?

JAZZ Chants
掘った芋いじるな! = What time is it now? 英語はリズムとイントネーションが大事です。
これは、とても有名なお話なのでご存知の方も多いかもしれませんね。リズムとイントネーションがいかに大事かを説明しているジョークです。

あるとき、農家のご主人が自分の畑にいる男性を発見します。なんだか外国人のようにも見えます。「何をしているのだろう? まさか、畑の芋を盗もうとしているのではあるまいな。」 そこでこの畑の主、「掘った芋いじるなー!!」 と叫びました。すると、その外国人、くるりと振り返ったかと思うと、「 It's 3 o'clock. 」 と答えたではありませんか? そうです、この外国人の耳には、「掘った芋いじるなー!!」 が 「 What time is it, now? 」 に聞こえたのですね。

このお話は、リズムとイントネーションさえ合っていれば、個々の単語の発音が違っていても言葉が通じてしまうという典型例です。


ジャズのノリでリズムとイントネーションを身に付ける

JAZZ Chants
ジャズチャンツ『Small Talk』Oxford University Press 出版
英語のリズムとイントネーションを身に付けるために、こんな教材はいかがですか?
オックスフォード大学出版局 から出ている、Small Talk というジャズチャンツ。ジャズバンドの演奏と共に日常英会話表現がリズミカルに入っています。

チャンツって何?と思う方にミニ講座。チャンツとは、一定のリズムに乗せて英語を歌のように発音することで、一種の言葉あそびのようなものです。このチャンツとジャズを合わせると、とても楽しくなるんですよ。

音楽に合わせて口ずさんでいるだけで、日常会話がマスターできてしまう。しかも、リズムとイントネーションもしっかり身についてしまうというすぐれものです。

挨拶や自己紹介の仕方、人を褒めるとき、好き嫌いを伝えるとき、謝るとき、お天気の話題など、このままのフレーズを覚えておけば、もうバッチリという表現がふんだんに盛り込まれています。

例えば、You look wonderful today.(あ~ら、あなた今日素敵じゃない!?) と声をかけられたら何と答えます? Thank you. が出てくれば合格ですが、この教材では、So do you. (あなたもね。) と教えてくれるのです。

ジャズチャンツはいろいろな種類のものが出ていますが、この Small Talk の上をいくものには、まだお目にかかっていません。結構早口で付いていくのがしんどいのですが、リズムとイントネーションを身に付けたい人には最高の教材です。

英語が好きで音楽が好きという人にはたまらない教材でしょうね。私は教室でこのテキストとCDを使っていますが、歌を歌うのを恥ずかしがる年齢の小学校高学年から中学生など、ノリノリで練習してくれます。どうも日本人特有のカタカナ英語から抜け出せない人にも目からうろこの教材となっています。何といっても楽しいです。そして、うまく言えたときの快感といったらありません。このように、音楽と英語を結びつけて上達した英語の達人もたくさんいますね。

英語にはリズムとイントネーション、これ切り離せませんよ。

Small Talk: More Jazz Chants (Oxford American English)
Small Talk: More Jazz Chants (CD)




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