英語/英語学習アーカイブ

英語から広がる夢 64歳の挑戦

英語を学ぶのはいくつで始めても遅いということはありません。今回は英語の必要性を感じ、64歳にして、再び積極的に英語を学んでいる(株)ケーイーエム、代表取締役、新倉寿行さんにお話を伺いました。

執筆者:川本 佐奈恵


英語は学んでみたいけれど、今更始めても……と思っている人は意外に多いようです。学ぶということはいつから始めても決して遅くはない、とわかっていてもなかなか踏み出せないのが実情ですね。でも、頑張っている人の話を聞いたらきっと自分にも出来る、と思えるかもしれません。

たとえ、50歳であろうと、60歳であろうと、きちんとしたやり方とやる気さえあれば道は開けるし、着実に進歩します。今回は、64歳にして再び積極的に英語と取り組んでいる(株)ケーイーエム、代表取締役社長の新倉寿行氏(以下新倉氏)にお話を伺いました。

趣味の登山から輸入関連ビジネスへ

新倉寿行氏
(株)ケーイーエム 代表取締役社長 新倉寿行氏
ガイド:新倉さんが英語を学び始めたきっかけを教えていただけますか?
新倉氏:私は若い頃から登山、特にロッククライミングが大好きで、世界の山に登っていました。趣味が高じて、登山用品、アウトドア用品の輸入代理店をオープンして20年になります。輸入品を扱うスポーツ業界に入ったとき、最低限の英語が必要になったのです。

自分自身で本格的に英語の勉強を始めたのはつい最近です。今までは海外出張には通訳を連れていっていました。でも、ある時、思うようになったのです。自分自身で交渉できたら、どんなにいいのだろうかと。

世界の山を制覇
夢は世界の山を制覇すること!
ガイド:モチベーションを維持することが結構難しいと思うのですが、新倉さんを英語学習へと駆り立てるものは何でしょうか?
新倉氏:将来、リタイヤしたときに世界の山を制覇したいという夢があるんです。だから自分で英語を話せるようにしておきたいのです。商売上でも役にたてばいいなと思います。国際会議が年に1度あり、世界各国から人が集まります。やはりコミュニケーションを取るのに英語は不可欠です。

またヨーロッパで開催される国際スポーツ関連見本市にも毎年参加し、新しい製品をこの目で確かめたり、取引先と会ったりもします。先ほどもお話したように、今までは通訳まかせにしていたのですが、ほんの少しでも自分で会話ができると、何よりも楽しいということに気がついたのです。

ひたすら繰り返し口から出して練習、行き詰ったら初心に戻る

ガイド:普段はどんな方法で英語を学んでいますか?
新倉氏:テキストについているCDをとにかく聞きます。聞いたら口から出して練習します。ひたすら口から英語を出します。目に入ったものや独り言も英語で言ってみます。週に一度、英会話スクールへ通っています。とにかく、繰り返し練習することが一番ですし、それしかないと思いますよ。

行き詰ったり、途中で嫌になってしまたったりすることも多いのですが、私はスランプに陥ったとき、必ずすることがあるんです。それは、最初に使ったテキストに戻る、ということです。過去のテキストを開くと、英語が少しは身に付いている自分に気付き、前へ進むことができるんですね。初心に返り、英語を勉強したいと思った頃の気持ちを思い出すことも大事かなと思います。

英語を学ぶことによって変わったという新倉氏、さらに 将来の夢 も伺ってみました。
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