これなら最後まで読める『英文法のトリセツ』
売れに売れている文法書、『英文法のトリセツ』<じっくり基礎編>と<とことん攻略編>今までにないアプローチで書かれた英文法書で、非常に簡単、わかりやすいとの評判を耳にしました。サブタイトルも<英語負け組を救う丁寧な取扱説明書>、さらに続編では、<英語負け組を卒業できる取り扱い説明書>何とも粋なネーミングではありませんか。
英語の勉強を始めたものの、文法にはめっぽう弱い。でも今さらこんなこと恥ずかしくて聞けやしない、という人にはもってこいの本かもしれません。文法書って買ってはみたものの、やっぱり退屈で最後まで読み切らず、本棚に飾ってあったりしませんか?
「ふくしゅう(復習)」宿屋、「ふくしゅう(復習)」酒場!?
この『英文法のトリセツ』は、まず言葉遣いが普通とは違います。まるで友達が語りかけているように書いてあります。<「ふくしゅう」宿屋・・・1泊目><「ふくしゅう」宿屋・・・2泊目>と、まるで、温泉旅行にでも行っているかのように、人の気を引きます。2冊目のグリーンの本では、<「ふくしゅう」酒場・・・1杯目><「ふくしゅう」酒場・・・2杯目>となります。場所は宿屋から酒場に変わり、ビールの挿絵まで入っています。なんだこれ?本当に英文法の本?「メンドクセー!」ほんと、文法って面倒だ!
英文法の本というよりも、ちょっとおもしろい落語か漫才を読んでいるような錯覚に陥ります。ところどころに、「メンドクセー!」 とか 「えー何でー?」 なんて言葉が出てくるんですもの。そんな語りかけで、くじけそうになる英文法との取り組みを和らげ、身近なものにさせてくれています。じっくり基礎編 |
とことん攻略編 |
さて、こんな本を書いたのは誰なのかと興味を抱き、著者に会ってまいりました。
このヒット本を出した張本人は、まだ20代の若き好青年、阿川イチロヲさんでした。出版に至るまでの裏話をうかがいました。