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第一回、 二回と続いてまいりました、『いまから出直し英語塾』の大杉正明先生特集。いよいよ最終回です。今回はテレビやラジオ番組の制作の裏側をお話いただきました。英語学習者へのメッセージもいただいてまいりました。 |
―― 先生、ラジオ番組とテレビ番組制作の裏側を少しうかがってもよろしいでしょうか?テレビをやっていて楽しいことはなんでしょう?
▼ 原稿書き以外はすべて楽しいテレビ番組制作
原稿を書く以外のところは、すべて楽しいですよ。収録そのものはラジオより楽しいですね。ラジオっていうのは、収録時間もものすごく短いんです。僕が失敗さえしなければ、20分番組なら30分程度で終わってしまうんじゃないかな。ところが、テレビは、延々と時間がかかるんですね。20分番組をつくるのに、3時間くらいかかります。
カメラさんだけでも、3人も4人もいますし、加えて、照明さん、音声さんやら、いろんな人が山ほどいて、総勢10人以上の人が関係して作られるものなんです。
▼ 話すときの緊張感はラジオのほうが大
話すときの緊張感というのは、ラジオのほうがありますね。マイクが目の前にあって、このマイク一本で、私の話したことが、全国に流れていくと思うと、責任も重いですよね。音にだけ集中していますので、話すときの緊張感はラジオのほうが圧倒的にありますね。
その代わり、ラジオは穴の開いたジーパンをはいてこようが、きたない顔をしていようが関係ないからその点では気が楽です。
▼ テレビはエンターテイメント
ラジオはごく数人の限られた人数で製作しているものですから、その分、責任も重いですね。テレビは大勢が係わり、みんなで作っているので、緊張もいくらか分散します。その点では、非常に気楽ですね。そのお気楽な根本は何かというと、テレビは半分くらいが、エンターテイメントなんです。その分、気持ちが軽いですね。ラジオは、みんな真面目に聞くんですよ。テレビの前に座っている人たち全員がリピートしてるとは思えませんしね。(笑)また、もともとそういう風には作っていないですからね。
気楽に言いたいことを言って、こちらは非常に楽しい思いをさせてもらっています。
―― 今後の見どころを教えていただけますか?
そうですね。4月号では、「ホテル」「和製英語」などを盛り込んできましたが、みなさん、お楽しみいただけましたでしょうか?今後は「寿司」「サッカー」「機内アナウンス」そして「男はつらいよ」の英語版に挑戦します。何月号で登場するかは、お楽しみです。
実は、このインタビューをお願いした頃、「つい先日、7月号の原稿を書き終えたところなんです。」とおっしゃっていました。だいたい4ヶ月前には、原稿が出来上がっているということですね。 |
次のページでは、読者の皆様に特別にいただいてきたメッセージをお届けします。⇒⇒