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この頃から英語の本をたくさん読むようになりました。それまでは、英語の授業でテキストしか読んだことなかったのですが、大学の一年の夏休み、自分で初めて英語の本を買ってきたのです。
▼ ドキドキ胸をときめかせて本を手にし…
チャタレー夫人の恋人、当時、発禁本といわれていたんですよ。性的な描写が激しくてヤバイ内容なんだろうなーとドキドキしながら手にしたんです。ところが、ボキャボラリーがないから、ぜんぜんわかりませんでしたね。しかし、これをきっかけに、授業とは関係なく、よく英語の本を読むようになりました。
【 大杉先生が楽しんで読んだ本】
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どれも読み始めたら非常におもしろくて、次から次へと読みました。とにかくたくさん読みました。
―― 先生、それは、自分のレベルにあった本を読んだのですか?
▼ 自分の興味がわきそうなものを手当たり次第に
いえいえ、何もわからず、とにかくおもしろいと感じるものを手当たり次第に読みました。僕はもともと文学が好きだったので、小説や劇は非常に好きだったんですよ。
そのとき、たくさん英語の本を読んだということが、今の英語力に繋がっていると思います。非常にいい影響を与えてくれましたね。
▼ 洋書を読むことによって、大量の英文をインプット
テネシー・ウィルアムスや、アーサー・ミラーのものは、劇ですから会話そのものなのですよ。そこから、会話的な表現もずいぶん覚えました。英語は、意識して勉強したわけではなかったけれど、ある程度の分量をインプットしたということでしょうね。
▼ 多読は英語の基本、そこから文型や英文法が頭にはいる
今でも学生には、本を読むことをすすめますね。最近の学生はすぐに話したい、会話がしたいと言いますが、英語の本を読むというのは、何にも変えがたい基本中の基本だと思います。それで文型や英文法が頭に入るのです。英語の勉強の中ではとても意味のあることです。
大杉流英語の学び方第一弾いかがでしたか?英語の本を大量に読むということが何事にも変えがたい基本のようですね。大杉先生の場合は、特に英語を意識して勉強したというわけではなかったけれど、英語の音楽に触れ、テキストを音読し、大量な英語を読むということで、英語の基礎固めをしていったようです。さて、次回は、どのように会話、アウトプットの練習をしていったのか、聞いております。 |
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