状況別に応じて引き出しの中にセンテンスを入れていくのです。
【ものを頼みたいとき】【招待を断るとき】【お礼を述べたいとき】【切符を買いたいとき】など、目的別に引き出しを作ります。例えば【飲み物が欲しいときの言い回し】をいくつか引き出しの中に入れてみましょう。
Orange juice, please. (オレンジジュースください。) May I have a glass of water? (お水を一杯いただけますか?) I'm thirsty. It's very hot today. (のどが渇いたわ!今日とっても暑いんですもの。) I'm just wondering if I could have something to drink. (何か飲み物がいただけないかと思いまして。) |
この引き出しの中身と引き出しの数を増やしていくことによって、英語が話せるようになりますね。
▼ 文法は縁の下の力持ち
文法力というのは、裏方なんです。文法が前面に出てくるようでは、まだ自然な英語ではないんですね。自分が話しているときに、「えーっと、ここには三単現の S はつくんだったかな?」なんて考えながら話しているうちは、まだスラスラとしゃべれませんね。
最近の学生は、ちょっとした英会話は上手になってきました。しかし、カジュアルな話は多少文法が間違っていても通じますが、教養のある英語を話そうとすると、文法力が必要になってきます。英語を書くときも文法力によって差がでてきますね。
▼ 真似が一番の練習方法です
「英語を話せるようになりたい」という時に一番有効な練習方は、『真似すること』です。時々、「これだけ聞けば自然と英語が話せるようになる」という広告を見かけますが、聞くだけでは、会話ができるようになるのはちょっと難しいですね。やはり声に出して練習しましょう。口の筋肉の使い方は日本語と英語とでは違います。
▼ ひとりでも練習できますよ!
よく、練習相手がいないから、話す外国人がいないから、英会話学校に通っていないから… などという声を聞きますが、練習はひとりでもできるんですよ。あなたが自分の相手をすればいいのです。
非常に優秀なが学生がいました。「どうやって勉強したの?」と聞いたら、「学校に通う途中、自分で自分に話しかけた。帰ってから、自分の部屋でその日の出来事を英語で話した。」と言っていましたね。
なるほど、自分で自分に話しかけるのですね。とにかく口を動かして練習するというのは大事なことで、ブツブツ念仏のように唱える訓練も必要になってくるのかもしれませんね。
さて、後編では、テレビとラジオ両方の講座を担当された早坂先生から、どちらが、英語学習に適しているのか?ということを伺ってみました。また、NHK講座の裏話などもお話してくださいましたよ。どうぞお楽しみに!
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