英語/英語学習アーカイブ

「百万人の英語」が英語教育に果たした役割は? 「百万人の英語」が果たした役割(2ページ目)

40年近く続いたラジオ講座の定番「百万人の英語」。惜しまれつつも放送終了となってしばらく経つが、この番組が日本の英語教育に与えた影響を振り返ってみると………。

執筆者:川本 佐奈恵

-- ところで放送に携わった先生方は?
栗林:ロングランの番組でしたので紹介しきれませんが、立ち上げ期はJ.B.ハリス先生、五十嵐新次郎先生、水谷信子先生、その後、トミー植松先生、新井良雄先生、國弘正雄先生、鳥飼玖美子先生、御園和夫先生、ハイディ矢野先生、遠山顕先生、小林克也先生、戸田奈津子先生 などの諸先生方。また、早見優さん、マリアンさんなどのタレントにも、ご協力いただきました。

-- 豪華メンバーですね。
栗林:今、このメンバーをそろえるのは至難の業でしょう。当時若手だった先生も、今やオーソリティーとして各分野で活躍されていますから。

-- 英語教育の普及と同時に先生の発掘の役割も?
栗林:と言うことになります。優秀な先生をそろえることが、番組のクオリティを向上にもつながりましたから。

-- 聞きづらいことなのですが、このように隆盛を誇った「百万人の英語」が放送終了になったのは?
栗林:時代の流れですね。

-- 時代の流れ?
栗林:ええ。英会話スクール、塾、そして、大手予備校の地方進出などで、英語の学習機会の地域格差が解消されたことです。英語学習の地域格差是正が「百万人の英語」スタート時の目的でしたから。

-- 時代の流れといっても、放送終了を惜しむ声も多かったのでは?
栗林:38年も続いた長寿番組ですからね。しかし、当初の目的が達成されましたので、放送終了も番組に対する愛情とお考えいただければ幸いです。

-- どうもありがとうございました。

取材協力
株式会社教育測定研究所
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