-- では、マガジンマートさんが洋雑誌を安く販売できるのは?
土橋:うちの場合、店頭販売はしていません。できる限り自分のところで売りきるように努めています。
-- 具体的にはどういうことですか?
土橋:洋雑誌が売れ残らないように個々の雑誌の売れ行きを見込んで仕入れを
しています。ですから、低価格で提供できます。
-- 売れ残った場合は?
土橋:もちろんうちで全部かぶります。雑誌代、空輸費、倉庫代、処分代と、費用はばかにはなりません。
-- スリリングですね。ヘッジファンドのディーラーのような………
土橋:そうですね。ですが、そこがビジネスチャンスでもあるんですよ。
-- 仕入れはどこからですか? 日本の書店さんのように取次店を通してですか? それとも出版社から直接ですか?
土橋:独自で直接海外から仕入をしています。
-- 今、販売はどのようにされていますか?
土橋:自社ホームページで販売を行っております。それと、エイゴタウンさんに、委託とい う形でお願いしてあります。販売の窓口を増やすこと、自社ホームページにお客さんを誘導することがこれからの課題になります。
-- 売れ筋の雑誌は?
土橋:300種類くらい洋雑誌を扱っていますが、女性向けの雑誌がよく売れています。
-- たとえば?
土橋:芸能やファッションを扱ったティーン向けの雑誌ですとか、洋画の雑誌、それと、図版が充実している手芸の雑誌とかもよく売れています。
-- 英語の苦手な、たとえばTOEICのスコアが500点未満の人にも楽しめる洋雑誌とかありますか?
土橋:Kids子供向けの雑誌がおすすめです。「RangerRick」という小学生ぐらいまでをターゲットにした動物雑誌をはじめます。今月か遅くとも来月には入荷してくる予定ですのでこちらを是非おすすめしたいですね。
-- ビジネスを成功させる上での今後の課題は?
土橋:ユーザーの層を広げることです。今まで洋雑誌を読まなかった方に洋雑誌のおもしろさを知って欲しいですね。それと、ヨーロッパ系の雑誌の販売にも力を入れることです。ヨーロッパにも面白い雑誌はたくさんありますから。
-- 今日はどうもありがとうございました。
取材協力
株式会社マガジンマート
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