この2つ、わずかな違いはあるものの送れる商品のサイズはほぼ同じ。どちらを使うべきか迷ってしまうこともあると思います。
そこでこの記事では、ネコポスとゆうパケットを使い分けるためのポイントについて、メルカリで送る場合を例に紹介します。
「ネコポス」「ゆうパケット」とはどんなサービス?
メルカリでは、ネコポスはヤマト運輸が手掛ける「らくらくメルカリ便」、ゆうパケットは郵便局が手掛ける「ゆうゆうメルカリ便」の配送方法です。どちらも匿名配送を利用でき、追跡が可能、送料は全国一律です。また、梱包用の箱が販売されていますが、それを使わないと配送できないわけではありません。自宅にある紙袋などで梱包して発送することもできます。
「ネコポス」と「ゆうパケット」の使い分けの基準
共通点の多い「ネコポス」と「ゆうパケット」ですが、どのような視点で使い分けをしていけばよいのでしょうか。■料金の違い
ネコポスは210円、ゆうパケットは230円なので、少しでも配送料を安くしたいならネコポスを選ぶことになります。
■発送場所の違い
ネコポスとゆうパケットでは発送場所が違います。ネコポスはヤマト運輸の営業所やセブン-イレブン、ファミリーマート、宅配便ロッカーPUDOステーションで送れます。ゆうパケットは郵便局やローソン、スマリボックスで送れます。
わざわざ遠くまで発送しに行くのは大変ですから、自宅や職場の近くなど、発送しやすい場所で利用できる配送方法かどうかというのも1つの基準になってきます。
■送れる商品のサイズの違い
ネコポスの対応サイズは、角形A4サイズで縦23~31.2cm以内、横11.5~22.8cm以内、厚さ3cm以内です。ゆうパケットの方は、A4サイズで、3辺合計が60cm以内(ただし長辺は34cm以内、厚さは3cm以内)となっています。 一見すると大きな違いはなさそうですが、試しにクリアファイルを送る想定で長さを測ってみたところ、長辺は約30cm、短辺は約22cmでした。これをさらに梱包するとなると、ネコポスの規定サイズである横=最大22.8cmは越えてしまう可能性があります。
そんなときは、ゆうパケットの出番です。長辺が34cmを超えず、3辺の合計が60cm以内に収まっていればOKなので、クリアファイルであれば問題なく送れるでしょう。
ちなみにゆうパケットなら、1辺25cmの正方形の本なども送ることができますよ。
ゆうパケットには種類がある
ゆうゆうメルカリ便には、ローソンや郵便局で発送手続きをする「ゆうパケット」の他、「ゆうパケットポスト」「ゆうパケットポストmini」といった配送方法もあります。匿名配送を利用できる点、追跡が可能な点、全国一律の送料といった点はゆうパケットと同じですが、この2つは郵便ポストに投函すれば発送完了となるので、手続きの手間がかからないのが魅力です。 料金はゆうパケットポストが215円で、別途1枚5円の発送用シール、もしくは65円の専用箱が必要となります。ゆうパケットポストminiは1枚20円の専用封筒を購入する必要がありますが、送料は160円で済みます。ゆうパケットの場合、厚さは3cm以内となっていますが、発送用シールを貼って投函するゆうパケットポストやゆうパケットポストminiなら、郵便ポストに投函できさえすれば3cmを多少超えてもOKなのです。極端にいえば、厚さが5cmあるふんわりとした荷物をつぶしながら投函できれば、220円以下で送れるというわけです。
またゆうパケットは重さ1kg以内となっていますが、ゆうパケットポストとゆうパケットポストminiは2kgまで対応しています。
まとめ
ネコポスとゆうパケットは、まず発送場所や料金で使い分けることができます。その上で、商品が既定のサイズに収まるか心配な場合は、ゆうパケットを使うのがおすすめです。そして、ゆうパケットだけでなくゆうパケットポストやゆうパケットポストminiでも送れそうな場合は、それらを活用していくと、手間や送料をあまりかけずに発送できるでしょう。【関連記事】
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