人生100年時代、60~70代であっても先は長く、「何でもマスターした方が得!」なのではないでしょうか。そんなとき、自治体が高齢者を対象に行っている「スマートフォン購入の補助金」を利用してはどうでしょう。
主な自治体による、スマートフォン購入の補助金を紹介
主な自治体の「スマートフォン購入の補助金」の内容、申請先などを紹介します。●東京都文京区が行う「文京区シニア世代スマホデビュー応援補助金」
補助金の対象になるのは、文京区に住所がある、65歳以上※で、初めてスマートフォンを所持、購入した方です。それだけでなく、次の要件も満たす必要があります。
※2023(令和5)年度に65歳になる方を含みます。
【スマホデビュー応援補助金の対象要件】
・スマホ端末を新たに購入(ガラケーからの買い替えを含む)した方。
※購入したスマホは、自ら使用する目的で、データ通信契約を同時に行うことが必要です。
・指定協力店舗(画像参照)で、2023(令和5)年4月1日以降、購入対象期間である「2023(令和5)年4月1日~2024(令和6)年3月29日」に購入された方。
・指定協力店舗にて、スマホの所持等に係る年間費用の説明や、初期設定に関するアドバイスを受けた方。
・指定協力店舗にて、詐欺被害防止対策の説明を受けた方。
・「文京区LINE公式アカウント」・「文京区防災アプリ」を原則として登録した方。
◆申請先
高齢福祉課の窓口に直接申請できます(その際、念のため印鑑が必要)。窓口に行かなくても、郵送で申込ができます。
提出書類は、以下のものを準備しましょう。
・文京区スマートフォン購入費補助金交付申請書兼請求書(押印必要)
・スマートフォン購入確認書
※上記2種類の書類は、指定協力店舗でもらえます。
・契約書、領収書その他のこれに準ずる書類一式の写し(契約者氏名、購入年月日、機種、数量、金額、販売業者名が明記されているもの)
・申請者名義の通帳またはキャッシュカードの写し
指定協力店舗で契約の際は、電子媒体ではなく必ず紙媒体でもらうようにしましょう。 ◆補助金額
スマートフォンの利用に伴い、掛かった対象経費の総額に対し、「2万円まで」が補助されます。対象経費には以下の【1】~【4】が含まれます。
【1】スマートフォン本体購入費(NFC認証機能※1搭載のもの)
【2】充電器購入費
【3】契約事務手数料
【4】データ移行手数料+アカウント設定料※2
※1:NFC認証機能=スマホを近づけるだけで通信ができる機能
※2:アカウント設定料=AppleIDまたはGoogleアカウントの設定
●福岡県飯塚市が行う「高齢者モバイル端末機器取得奨励補助金」
補助金の対象になるのは、飯塚市に住民票がある、1959(昭和34)年4月1日以前に生まれた65歳以上で、市民税の滞納がない方。初めてスマートフォンを所持、購入した方です(3Gガラケーからの乗り換えも対象)。
補助金をもらうには、さらに、次の要件も満たす必要があります。
【高齢者モバイル端末機器取得奨励補助金の対象要件】
・市が定めるデジタル端末活用のための教室を受講される方
※申請期限の2024(令和6)年3月29日(金曜日)までに、受講完了する必要あり。
・市が運営するSNS公式アカウント(LINE・X(旧Twitter)・Facebook)のいずれかへの登録と福岡県防災メールまもるくんの登録にご協力いただける方
・前年度に、同補助金の交付を受けていない方
なお、購入・通信契約を行う店舗については、飯塚市役所の指定はありませんが、申請の際には「スマートフォンを購入したことが分かる書類」「申請者名義で通信契約を行ったことがわかる書類」が必要になるので保管しておきましょう。
◆申請先
飯塚市役所・福祉部高齢介護課の窓口(本庁舎1階14番窓口)で補助金申請を行います。
申請書の提出には以下のものを準備しましょう。
・スマートフォンを購入したことが分かる書類(写し)
・申請者名義で通信契約を行ったことがわかる書類(写し)
・市が指定するデジタルツール活用教室の受講証明書(原本)
・振込先口座番号のわかるもの(通帳・キャッシュカードなど)
・本人確認書類(マイナンバーカード・運転免許証・保険証など)
申請は「令和5年4月1日(土曜日)から令和6年3月29日(金曜日)まで」ですが、それまでに所定の「デジタル端末活用教室を受講する」必要があります。
◆補助金額
スマートフォンの購入に伴い、「2万円まで」が補助されます。
●宮城県栗原市が行う「高齢者スマートフォン購入費補助金」
補助金の対象になるのは、1949年(昭和24年)3月31日以前に生まれた、栗原市民で市税の滞納がない、スマートフォン未所持の世帯です。さらに、次の要件も満たす必要があります。
【高齢者スマートフォン購入費補助金の対象要件】
・市が指定する販売店で2023(令和5)年4月1日から2024(令和6)年3月31日までの間に、自ら使用する目的でスマートフォンを初めて購入した方であって、インターネット通信契約を行った方(ガラケーからスマートフォンへの機種変更契約を含む)
・市防災行政無線戸別受信機の貸与を受けていない方
・購入後に栗原市安全安心メールまたは市公式LINEを登録した方
・栗原市が指定するスマートフォン販売店(画像参照)で購入された方 ◆申請先
最寄りの総合支所市民サービス課で申請を行います。
申請書の提出には以下のものを準備しましょう。
・スマートフォン購入費補助金交付申請書兼請求書
※スマートフォンを購入した市指定のお店にあります。証明印を必ず押してもらいましょう。
・申請者の本人確認書類
・振込先の口座がわかる書類
・納税状況や世帯状況が確認できる書類
◆補助金額
世帯に対して、スマホ1台の購入費用が対象です。補助対象経費に含むもの(本体・充電器購入費用、事務手数料)の合計額に対して「2万円」まで補助されます。